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公安四課  作者: やん
20/52

FILE.19 魂の基準

「引き続き、市民の皆様にお知らせいたします。現在、都内全域に屋内待避命令おくないたいひめいれい発令(はつれい)されています。解除まで、外出の自粛(じしゅく)をお願いします。繰り返します───」

テレビを付けるとチャンネル問わず、暴動関連のニュースと公安庁から屋内待避命令のアナウンスが繰り返し放送されていた。CMも無く、繰り返し流れる緊急の情報に、都民は終わりが見えない不安と恐怖を(つの)らせていく。

そして、それは捜査官も同じだった。


「キリが無い」

焦りを隠しきれず、舌打ちする、手塚鈴華(てづかすずか)二課班長。仮面の連中と暴徒と化した市民に取り囲まれた、手塚(てづか)と3人の部下は背中を合わせ、対処していた。しかし、圧倒的な数を前に手数は減り、疲労と恐怖は増し、負の状況に(おちい)っていた。


「う、うわあぁぁぁああああ」

一人の捜査官が腕を引かれ、暴徒の中へ引きずり込まれていく。そして、()もなく聞こえるのは悲鳴と何度も(なぐ)られるような(にぶ)く、痛々(いたいた)しい物理音だった。仲間が殺される状況を()の当たりにし、捜査官達の恐怖はストレス異常値を記録するになっていた。


「全員、陣形(じんけい)を固め、各個(かっこ)応戦(おうせん)よ。絶対に(くず)さないで」

恐怖を振り払うかのように手塚は大声を出す。それは自分が(いだ)く恐怖を消すためでもあった。しかし、鼓舞(こぶ)が意味を()さないほどに、目の前に迫る狂気が彼らの心を(むしば)んでいく。


「も、もう嫌だ…」

ついに一人の捜査官の心が狂気に()まれ、陣形(じんけい)を崩すと、瞬く間に狂気が捜査官を包み、暴徒の(うず)に引きずり込まれていく。


「ごめんなさい。ごめんなさい。もうしませんから。痛い。痛い。許して」

捜査官の悲痛な叫びはどんどんと弱々しくなる反面、(いま)(あらが)い続ける、手塚(てづか)ともう一人の捜査官に植え付けられる恐怖は大きくなる。個々の狂気は集合的狂気となり、その場は途轍(とてつ)もないストレス()と化していた。


「もういいわ。江藤(えとう)君。ここまでよ」

手塚(てづか)はアネスシーザーを静かに下ろす。その諦めの目には、涙が浮かんでいた。


「班長…」

江藤直樹(えとうなおき)もまたアネスシーザーを下ろすと、手塚(てづか)を見て微笑(ほほえ)んだ。

「俺は、最期まで班長と一緒です」

その一言に、手塚(てづか)自身、肩に()くものが降りた、そんな気がした。


「でも、俺は刑事ですから、せめてこいつらを」

そう言うと、引き抜いた(せん)の跡に、落ちていたであろうナイフを強く刺した電磁パルスグレネードを(にぎ)り、暴徒へと突っ込んでいった。


「だめよ!待っ───」

手塚(てづか)が静止する()もなく、閃光(せんこう)により視界が奪われると、直後(ちょくご)、大爆発が起きた。刺したナイフがグレネード内の回路を短絡(たんらく)したことで、衝撃電流が発生、暴発し、熔融爆発に繋がったのだ。


一瞬で、焦土(しょうど)と化し、捜査官全滅、死亡者多数の結果は、公安庁始まって以来、最悪の事態となってしまった。



新東京庁舎タワー 44階-45階非常階段。


「クリア」

誰もいない空間で聞こえる小声。


「全員、解除していいわよ」

(わず)かな空間の(ゆが)みから姿を(あらわ)したのは、(あずさ)だった。そして、陽菜(ひな)深月(みづき)愛華(あいか)も続けて光学迷彩(こうがくめいさい)を解除する。


「40階までの物流エレベーターとここまでの経路に全く刺客(しかく)がいないなんて。拍子抜(ひょうしぬ)けも良い所だよ」

苦笑いの深月は、困りポーズをしてみせた。


「たしかに、ここまでのフロアー、防犯ドローンにも刺客(しかく)の姿はありませんでした。まるで、私達を本命から遠ざけたいかのよう」

深月に賛同(さんどう)するかのように感想を述べる、愛華。


「でも、テロリストが向かったのは、65階B棟展望フロア。そして、そこへ行くには、この扉の向こうにあるB棟への連絡通路を通らなきゃいけないわ。そして、肝心(かんじん)の連絡通路の防犯映像は、意図的(いとてき)に消されている」

陽菜はアクセスした映像をホログラムで空間上に出すが、どれも砂嵐(すなあらし)が映るばかりであった。


「まず、間違いなく刺客(しかく)は扉の向こうで待ち構えていると考えるべきね。ここからは命のやり取りになる。躊躇(ちゅうちょ)同情(どうじょう)も不要よ」

梓の判断に、ニヤリと笑ったのは深月だった。


「OK。なら、私が先陣(せんじん)切るね」

そう言うと、深月は扉を強く開け、光学迷彩(こうがくめいさい)(まと)うことなく通路を真っ直ぐ走る。


梓の読み通り、通路の(かど)ではテロリストが待ち構えていた。光る銃口(じゅうこう)。そして、次の瞬間には、連続した銃声(じゅうせい)と共にパラベラム弾が(ちゅう)を舞う。しかし、弾丸雨注(だんがんうちゅう)ですら、(うさぎ)(とら)えきれず、あっという間に間合(まあ)いは()まっていく。深月の右足がついに(かど)に差し掛かると、(すべ)り込むように顔を出し、向けられた銃口(じゅうこう)死角(しかく)に音も無く入り込んだ。テロリスト達が(かろ)うじて動きを(とら)えられたのは視覚(しかく)だけだった。深月は、一瞬の(すき)をも与えることなく、テロリストの右肩を掴むと、いつ、どこから取り出したのかが分からないMk3 Navy*¹で頸動脈(けいどうみゃく)を切り捨てた。真っ白な仮面が真っ赤に染まっていくのを()の当たりにし、テロリスト一同(いちどう)は理解する。相手にしているのは"(うさぎ)などでは無い"ということを。


数分と()たずに、(かど)から手招(てまね)きの合図(あいず)が見える。梓、陽菜、愛華が手招きの方へと向かうと、文字通り血祭り状態でテロリストが死んでいた。その中心には返り血を浴びること無く立つ、深月が立っている。愛華は、惨状(さんじょう)狼狽(うろた)えながらも、平然を(よそお)うとしていた。


「どうだった?」

梓が深月に問いかけたのは、テロリストの戦力だった。深月は、対峙(たいじ)した相手の戦力を本能的に分析し、具体例に当てはめる特技を持っていた。


「これまでの素人(しろうと)とは全く別。あの動き、特殊部隊よ」

普段のおちゃらけた話し方とは別人のような雰囲気の深月。本気の深月。それはまるで、一狩(ひとか)りを終えた(けもの)のようだった。


「見て。たぶん、これがスキャナーやエンフォーサーの識別を阻害(そがい)してる装置よ」

しゃがんでテロリストの遺体(いたい)を調べていた、陽菜。遺体(いたい)から仮面を外し、裏面(りめん)右、顳顬(こめかみ)辺りに付着していた、1cm大の黒いチップを指差した。その装置にデバイスを向ける陽菜。空間に表示されたホロ画面には、オシロスコープのように波形が表示されていた。


解析(かいせき)してみないと確証はないけど、装置から生体情報を相殺(そうさい)する周波数が出てる。しかも、限りなく誤差(ごさ)無くね。で、これは私の生体波長」

陽菜は、デバイスを装置から遠ざけ、自分を(かざ)した。

そして、デバイスを(かざ)したまま、仮面を自分の顔に被せると、陽菜の生体波長に合わせるかのように、装置から出る波長が逆相(ぎゃくそう)に動き、次第に相殺(そうさい)してしまった。


「やっぱりそう。この装置、街頭スキャニングの阻害(そがい)してるんじゃないわ。この装置自体が識別スキャナーの役割を果していて、スキャニングした人間の生体情報を(もと)逆相(ぎゃくそう)波形を誤差(ごさ)なく生成して、生体情報を相殺(そうさい)している。だから、仮面を付けた人物から生体情報が検出できず、見える透明人間ができあがるってわけね」

陽菜は仮面から装置を取り外し、ハンカチに包んでポケットにしまった。


「タネは掴めましたね。こんなに小型なら、わざわざ仮面に付けなくてもいいはず。ペスト医師風の仮面を付けた男も、ピエロメイクの男も装置を隠し持っていた。だから、スキャニングできないんですね…」

愛華は自分で推理しながら、疑問が湧き上がった。

「ん?…でも、どうしてでしょう。ペスト医師風の男は私がエンフォーサーで執行しましたし、空さんと遼子さんの話だと、最初に交戦した時はエンフォーサーが反応していたって言ってました」


「たぶん、機能を意図的(いとてき)に停止できるのよ。理由は分からないけど、最初の交戦時は機能が切られていた。そして、それができるのは恐らく、アメノヌボコ計画により装置が無くても透明人間になれる、新宮(しんぐう)、ただ一人。まぁそれも全て本人から()かせるのが近道ね。陽菜、移動しながらでも解析できるよね?」

梓は通路の先をずっと見つめていた。今は、主犯にして、黒幕の新宮(しんぐう)を執行することだけを考えているかのようだった。


「もちろんよ」

陽菜はゆっくりと立ち上がる。


「この先の相手が何人いるか分からないけど、軍特殊部隊レベルの相手と殺し合いになる。エンフォーサーが使えない以上、こっちを使いましょう」

梓は、遺体(いたい)から拳銃(けんじゅう)銃弾(じゅうだん)を取り上げた。陽菜も深月も何食わぬ顔で拳銃(けんじゅう)を取り上げていたが、治安を目的としたエンフォーサーとは違い、殺人目的で製造され、テロリストが所持していた拳銃(けんじゅう)を奪い、所持することに、愛華の気持ちは複雑だった。


「急ぐわよ」

梓は言い終わる前に走り出していた。愛華も迷ってはいられず、(あわ)てて拳銃(けんじゅう)を取り走り出した。



新東京庁舎タワー 地下6階フロアー 最深議事室。


「お前ら、大丈夫か?」

息を(あら)げて問いかけたのは、木嶋丈太郎(きじまじょうたろう)一課班長だった。その足元には、仮面を付けたテロリストが3人倒れている。


「あぁ、だが、正直こいつら想像以上だ。間違いなく、軍か特殊部隊上がりだよ。動きに無駄が無さ過ぎる。おまけに着けている仮面のせいで、アネスシーザーがガラクタだ。こんなのがあと何人いるか分からないが、厄介(やっかい)だよ」

大きく溜息(ためいき)()くと、タバコを取り出し、火をつけた。


「ですね。それにしても、他の連中はどこに行ったんですかね? たしかにこのフロアのドローン映像には、テロリスト達が映っていました。それなのに姿が見えないないだなんて。マッピング上も地下はこのフロアで終わりのはずですし、他の部屋や通路も見ましたが、隠れるようなところなんてどこにもありませんでした。奴ら、一体どこに」

だらしの無い尻餅(しりもち)を付く、結城巧(ゆうきたくみ)


共同溝(きょうどうこう)か、もしくはマッピングに記録が無い場所…だろうな。宮下、どう思う?」

辺りを見渡す、木嶋(きじま)


「四課が(つか)んだ情報だと、奴らの本命はこの社会秩序の根幹(こんかん)に関わる"何か"だ。普通なら首謀者とハッカーが二人(そろ)って、本命に向かうところを二手(ふたて)に別れた。たぶん、四課が首謀者を追うことも折込済みなんだろう。だから、()えて(みずか)らを(おとり)にして、手下のハッカーが本命に向かった。公安を撹乱(かくらん)する為もあり、目的を遂行させる為に四課には遠ざかってもらいたいからだ。奴らの本命はそういう代物(シロモノ)ってことだ。もし、俺が奴らなら、当然マップ情報は(あて)にしない。得ている情報全てに疑いを持つ…立華(たちばな)。聞こえてるか?」

壁を触りながら、陽菜を呼ぶ、宮下(みやした)


「聞こえてるよ。私もその線で、穴を探してたの。あと、2、3分で解析(かいせき)が終わるわ」

デバイスの向こうからは陽菜の声だけで無く、銃声(じゅうせい)が聞こえていた。


「まさか、そんな…」

陽菜の声が漏れる。


「どうした?」

宮下(みやした)が聞き返した。


「得ている情報全てが怪しいって言ったわよね。その通りだったわ。映像はもちろん。今、見ている視覚情報もね」

陽菜の言葉が言い終わった途端(とたん)、目の前の景色は展開させていた室内ホロがピクセル上に崩れていくように、次々と別の景色へと変わっていった。現れた景色は、巨大な機械室のような場所だった。


「おいおいおい。なんだよこりゃ。部屋だけじゃねぇ。フロアー全体がホロで偽装(ぎそう)してるなんて可怪(おか)しいだろ」

全く違う景色に驚きを隠せない、木嶋(きじま)


そして、違和感に気づき、目を細めると、正面奥の壁に()じ開けた傷のような見つけ、そこに向かい小走りする。明らかに強引に付けられた傷を前に、吸い寄せられるようにゆっくりと手を触れた。


ガチャン。

大きな音を立て、150cm四方のパネルが前に倒れ、下へと繋がる階段が姿を現した。

「おい。何なんだよ」

木嶋(きじま)(ひたい)から一粒の汗が(したた)り落ちる。後から来た、宮下(みやした)結城(ゆうき)も、深淵(しんえん)に深く繋がる階段を見て、息を()む。


「お前ら。俺の感だが、この件は相当やべえ。テロリスト云々(うんぬん)じゃなくて、それ以前に触れちゃいけねぇもんが下にある。こっから先は付いて来ようが、来なかろうが、キャリアに影響しないようにする。だから、今すぐに選べ」

ただの一度も二人を見ることなく、ただ真下を見つめて木嶋(きじま)()げた。


「何でそうなるんだよ。俺達はあんたに育ててもらったんだ。あんたから学んだ刑事のイロハに、引き返すなんて文字は無かっただろ」

火の付いたタバコを握り潰す、宮下(みやした)。恐怖はある。だが、覚悟を再確認しているようだった。その後ろで、結城(ゆうき)は何度か首を縦に振っていた。


「後悔すんなよ」

一言口にすると、スタンバトンを手に階段を下りる、木嶋(きじま)。続けて、宮下(みやした)結城(ゆうき)も駆け下りる。


駆け下りる足音に()き消されるように、通信エラーになる無線。外界との命綱を()たれ、3人はまるで地獄へと落ちる囚人(しゅうじん)(ごと)く、闇へと降りて行った。



新東京庁舎タワー 64階 大型ホロジオラマ広場。


最上階展望台を目前(もくぜん)に、空気は張り詰めていた。一見、誰もいない空間で空気が光によって(ゆが)む。


一瞬だった。


空間を()くように、深月が飛び出すと、前方から10人以上のテロリスト達が短機関銃(たんきかんじゅう)を連射する。続けて、梓も飛び出し、右手に拳銃(けんじゅう)、左手にナイフを持ち、テロリストへと発砲しながら走る。


愛華は、2人をサポートすべく影から発砲するが、躊躇(ためら)う気持ちで引き金を引く指が重く感じていた。それでも、仲間が銃弾(じゅうだん)によって倒れるのだけは見たくないという想いから、必死に気持ちを押し殺し、引き金を引いていた。


深月は先頭のテロリストの死角(しかく)に入るが、中階層までの連中のように、瞬時に頸動脈(けいどうみゃく)を刈り取れないと判断すると、梓に指信号を送り、数歩ずつ跳ぶように下がりながら、拳銃(けんじゅう)で応戦する。


深月がジオラマの影に身を隠すと、梓も身を隠しながら発砲。テロリストもそれ以上、前に歩を進めることができず膠着(こうちゃく)していた。


「奴ら外国人だった。戦い方も傭兵(ようへい)のソレだよ」

深月は、ジオラマを背に銃弾(じゅうだん)を防ぎながら、梓に伝えた。訓練を重ね、統率(とうそつ)された軍や特殊部隊には無い、実戦で(つちか)った技術は、(まぎ)れもなく人殺しに特化され一線を(かく)していた。


「面倒だけど仕方がないわね。陽菜!」

梓がデバイス越しに名前を呼ぶと、陽菜は準備していたかのように返事した。

「準備はできてるわ!全員、IRIS PROTECTION*²を展開して!」

梓、陽菜、深月、愛華の瞳が数秒青く光る。直後、前方でテロリスト達が動転する声が聞こえた。


再び、深月が先行で飛び出し、その後を追い梓がテロリスト達に突っ込む。陽菜が仕掛けた幻覚ホロにより、テロリスト達の視覚は、床も天井も空間も(ゆが)み、視覚情報によって(もたら)された誤認は、感覚さえも錯覚(さっかく)(まね)いていた。(ゆえ)に、平衡感覚(へいこうかんかく)が失われ、まるで回転棒の後のようにふらついていた。その(すき)に、深月はテロリストの足元から肉を()ぐように切り刻み、崩していく。梓も得意のシラットと拳銃(けんじゅう)を使い分け、テロリストを制圧していた。華麗(かれい)()つ一切の無駄が無い、2人の動きによって、ものの数分でテロリストを制圧してしまった。


梓は倒れているテロリストに何発か発砲し、息の根を止める。躊躇(ちゅうちょ)慈悲(じひ)も無く、一方的に殺す様子を()の当たりにした愛華は、またも複雑な感情を抱き、今度は目を(そむ)けてしまった。


梓と深月は銃弾(じゅうだん)を入替え、すぐに走り始める。

「無理しなくて良いんだよ?」

辛そうな心情を(さっ)してか、陽菜は一言告げ、2人の後に付いていくように走っていった。愛華は(ほお)を叩き、その場を(あと)にする。気持ちの整理がつかないままに。




*¹ Mk3 Navy:正式名称はOntario Mk3 Navy(オンタリオ マークスリー ネイビー)。アメリカの特殊部隊専用に設計されたナイフ。

*² IRIS PROTECTION:陽菜が考案、開発した虹彩保護システム。特殊加工により、超マイクロチップが埋め込まれたコンタクトレンズで、空間ホログラムや視野角VRなどの情報をAIが解析し、視覚的に解除する。公安庁捜査官のみ使用が許可されているが、使用には視認訓練が必要とされ、現状、使いこなせるのは四課だけ。


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