表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/251

第49話:その頃彩乃は

校長の勧めでひーくんが普段からやっているという対策について私に話してくれたのでまだよくは分からないが彼のお願いということで一先ず了承することにした私は


「う、うん。まあひーくんがそこまで言うのなら」


「ありがとう。んで本題はここからなんだが………えーと、まあこの作者ことITIRiNって俺なんだわ」


「………え?」


(去年の6月下旬にこの小説について軽く調べたことがあるけど、1巻が発売された時から結構な人気があっただけではなく新刊が出る度にそれはうなぎのぼり。そしてそれは衰えることを知らずみたいなことが書いてあったような気がするんだけど、それの作者がひーくん………)


自分が知っている小説の情報とひーくんから聞かされた情報がどうしても結びつかずちょっとしたパニック状態になっていると校長がこちらの気持ちに気付いてくれたらしく声を掛けてくれたことにより、気が緩んでしまった私はつい


「だっ、だってこの小説って―――」


「おっと、これ以上は駄目だよ佐々木君。そして私はここで一つ君に忠告をさせてもらうよ」


(そうだ、ひーくんとの約束)


「イチはまだ高校生という心身ともに未熟な状態にありながら一人の小説家としてこの現代社会で戦っている。それがどれだけ大変なことなのか、何故私達にこの件については触れないようお願いしているのか一度しっかりと考えたまえ。………今後彼と付き合っていくのなら尚更ね」


「………はい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ