表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/251

第4話:帰りの会

「あとは特に話すことはないから、ちょっと早いけど終わりにするか。じゃあ石原帰りの挨拶よろしく」


「えっ、俺っすか?」


「いいから早くやれよ~、誉」


「誉早く、早く」


(相変わらず凄いなアイツ。今のふざけヤジは全て自分の周りの席の男子のものとはいえ、どうやったらこの数時間であのよくサッカー部とかにいるヤンキーじゃないけどヤンキーみたいな人種と仲良くなるんだよ。まあ俺の嫌いなタイプだからどうでもいいけど。……つか早くしろ)


「起立、さようなら」


「「「「「さようなら!」」」」」


「………………」


「はい、他のクラスはまだ終わってないから静かに帰れよ」


あー、終わった終わった。もう新学期初日とか関係なしに毎日午前授業でいいのに。


そんなことを心の中で思いながら俺はラケバ (ラケットバッグ)をしょい、同じ部活で友達の健太がいる隣の教室前へと向かったが担任の言う通りうちのクラス以外はどこもまだ帰りの会中っぽいので大人しくスマホを弄りながら待つことにした。


(さっき静かに帰れって言われたばっかなのにうるさっ。誰か先生に怒られねえかな~)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 思春期の少年少女の感情が伝わってきました。 彼らの今後がどのように展開していくか興味が持てました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ