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第128話:不安な陽太と意地悪な彩乃

『ひ~く~ん~? まさかとは思うけど…今、私から逃げようとしたわけじゃないよねぇ?』


この言葉を聞いた瞬間背筋が凍るほどの恐怖心を抱いた俺は大人しく逃げ出すことを諦めたと同時に、ただでさえ近かった自分の背中と藤村との距離がいつの間にか更に縮んでいることに気がついてしまったことにより無意識のうちにとはいえ心の奥に封じ込めていたものが溢れ出し始めてしまい


(もう嫌だ。人助けなんてらしくないことしなきゃよかった…まだ半分もしてないけど)


(………ん~ぅ、もう嫌だ! 本当に嫌だ‼ 今すぐ彩乃に抱きつきたい。彩乃のことぎゅ~ってしたいしされたい。それでいつもみたいに安心したい)


(体育祭とか優勝とかどうでもいいから早く家に帰りたい。何もかも忘れて―――)


「ひ~ぃ、くん♪」

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