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謎な陰キャぼっち高校生の恋愛事情  作者: ITIRiN
高校3年生編

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第108話:その頃彩乃は (下)

「ひーくん、ちゃんとお風呂上りに化粧水を塗った?」


本当はそのままキスをしようと思っていたのだが、彼の頬に触れた瞬間毎日塗るよう言っておいた化粧水が塗られていないことに気が付いた私は少し怒り気味にそう聞くとばつが悪そうに視線を逸らしながら


「………塗ってないです」


「理由は?」


「………昨日今日と完全に彩乃のことを忘れて男同士で馬鹿騒ぎしていたことについ先ほど気付き、焦ってL○NEしたからです」


私がこうやって理由を聞けばひーくんが適当に誤魔化すかどうか悩むこと、結局正直に白状すること、こんな風に自分がいる時にだけ見せてくれる可愛いひーくんが見られること。


そして自分がそんな彼のちょっと困った姿を間近で見るのが好きなことも全て理解していたためこの二日間ほったらかしにされていたことに対するちょっとした仕返しの意味も込めてそんな意地悪をしてみたのだが


(んん~~~っ♡ 取り敢えず可愛い! 相変わらずの可愛さのせいで我慢しようとしてるのに頬が勝手に緩んじゃう‼)


そんな自分の正直な気持ちと、せめてここまでは怒ったフリをしていたいという気持ちがごちゃ混ぜになり


「はぁ、ちょっとメガネ外すからね」

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