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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
963/1014

閑話 謹んでお詫び申し上げます

※執事喫茶『セバスちゃん』屋内テラス


俺はあの日の出来事――


皆さんお忘れだと思うが

第六章の《らび・らいふ》にまつわるアレコレは

『ランク至上主義の街』から

『拠点の辺境』に戻って来た俺が

ジークや娘さんに語り聞かせている最中の土産話だからな?


――あの日の出来事を

とにかく語り聞かせてるんだってばよ!

「はいはーい!

 そんな語り聞かせ中のマナトさんに質問でーす!」


などと言いながら娘さんが元気に手を挙げる。


……ってアレ?

いつもの閑話なら

『その質問はジーク』から始まるハズなのに

今回は娘さんの質問から……だと?

……娘さんの質問は

痛いトコ突いてくるから怖いんだよなぁ……


でもまぁ、仕方ない……何でも訊いてくれ!


「えーと……

 質問……と言うか確認なんですけど……

 このヒト……というか、このアクマって

 ふだんは【人間】の姿で

 その地位は

 【冒険者ギルドのギルマス】なんですよね?」


「うん、そうそう!――いや、ちがうよ?!」


「え、どっちなんですか?!」


まぁ『どっちも』……かな?


『ふだんは【人間】の姿』ってのは合ってるが

その『地位』は

【ギルマス】じゃなくて【サブマス】だからな!


ちなみに【ギルマス】は【元隊長(リディア)さんの御父上】な?


「……でもさっき(【828】)マナトさん……

 『この【悪魔】は【ギルマス】の地位に就く』

 ……って言いましたよ?」


……なん……だと?

はっはっは、そんなワケ……ぁ、ホンマや!

俺としたことが、なんという言い間違いを……


「あ~あ、やっちゃった!

 これは正式に謝罪会見をすべきですねぇ」


だが待ってほしい!

一応言い訳させてくれ!


本来の【ギルマス】である【元隊長さんの御父上】は

冒険王(最高位)』の【悪魔】の2ランク下の『つわもの(B ランク)』冒険者で


【職業肩書の地位よりも冒険者ランクが全て】

の『ランク至上主義社会』に在っては

当然その地位も【悪魔】以下の扱いさ!


つまり【御父上】ってば

【ギルマス】とは言っても【お飾りギルマス】で

【悪魔】ってば

【サブマス】でありながら【実質はギルマス】ってワケ!


ならば、これはもう

『【悪魔】は【ギルマス】の地位に就く』

と言っても決して間違いではなぁい!


「でも【悪魔】が就いてるのは

 ()()()でも【サブマス】で

 決して【ギルマス】ではないですよね?」


悪魔だけにってか?

誰がうまいこと言えと……


「え?……いや、ちがっ……

 これはたまたまで

 決して駄洒落を言うつもりでは……

 そ、そんなことより!

 とにかく……詫びろ詫びろ詫びろマナトォ!」


はいはい、わかりましたよ……

チッ、反省してまーす! (´σ `) ホジホジ

……あーいとぅいまてーん!( ◜y◝ )

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