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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第二章
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077 新たなダンジョンの歴史のはじまり

リストのエネミー以外にもデータを細かく入力すれば独自のエネミーを

生成できるようだ。

【神眼】や《ggrks》を使えば細かいデータを簡単に作成できるだろう。


ボス部屋の設置も必要だ。

当然低層階は雑魚に毛が生えた程度、深くなるにつれて強くなっていき

最下層では無理ゲーと嘆くような鬼強ボスを生成したいところだ。

だが、強すぎて善良な冒険者の死人が出てもよろしくない。


無茶苦茶強いが冒険者は殺さない…

そんな都合のいいボスなんて、なかなか思い浮かぶわけもなく…


気分転換に

チョーカーをデザインチェンジしてミラをぶっ壊し(デレさせ)たり、

管制部のワープドアを《完コピ》して我が家と街をつなぐ、

ワープネコ扉を設計して、アニーをぶっ壊し(感激させ)たりしているうちに、

ふと、いい感じのボスが思いついた。

後ほど細かくデータ化して入力してみよう。


ところでミラ。娘さんに見せびらかしに行くのはまた今度にしろ。

それとアニー。まだ設計段階だからさんぽに行こうとするんじゃない。


…よし。全ての方針が決まった。


あとは、熟考したすべてを入力して実行すれば終了だ。

その後は自律型管理ユニットに丸投げで維持も楽だ。



チュートリアルを強制終了した時と同様に

二人に視線を送ると、やはりその時同様に頷いてくれる。


三人の意志(こころ)が再びひとつになった。

チュートリアルの時よりも

震える意志(ハート)がこもっていて、燃え尽きるほど熱狂(ヒート)しそうだ。


意を決してコンソールの実行キーに三人で指を重ねて…








今度は実行した!

これが後世

素材も宝も装備も、一切手に入らず

ボス以外のモンスターが一切出現しない上

世界最高額の入場料を徴収されるにもかかわらず


難攻不落にして不殺を貫くボスモンスター

真っ黒な影を全身にまとう、孤高の猫獣人くノ一

闘神の影を映し出す鏡(シャドウ・ミラー)

これの初討伐者の栄冠を手に入れるため、果敢に挑んでは敗北し、

再戦に燃える冒険者たちで賑わい、


年間来場冒険者数、世界一を幾度となく達成し

ついにいかなる冒険者にも攻略を許さなかった

最強にして最狭のワンルームダンジョン。


“影猫の寝床”誕生のきっかけとなる歴史的瞬間である。

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