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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第二章
95/1039

076 ダンジョンマスター・マナト監修『だれでもできるダンジョン創造』

ぶっちゃけ満場一致でSKIP(省略)一択だった。

この手のアプリで一番めんどくさいのは、やはりチュートリアルだろう。

初見でマニュアルも読まずに、とりあえず始めちゃう初心者なら、

操作を教えてくれるチュートリアルは必須だが、

俺はマニュアルを熟読し、マニュアル要らずの『攻略本』まで持っている。

正直チュートリアル項目に熱意を燃やした時点で、既にSKIPする気満々だった。


遊び前提のネット版は、チュートリアルに達成報酬が用意されているようだが、

実用前提の完全版では、その報酬が標準で適用されており、SKIP可能なのだ。

それでなくても、愚直にチュートリアルを進めていたら、

俺は途中で確実に飽きる自信がある。

俺ですら飽きるのだから、5歳の男の子ではそりゃ絶対、途中で飽きるだろよ…


とにかくこれで、5歳児の途中放棄のチュートリアル(後始末)は完結だ。

だがしかし、俺達の巣窟都市(すくつたうん)の戦いはこれからだ!


改めて、メニュー項目の中の“管理”にある施設の診断プログラムを起動した。


---------------

メイン動力:正常稼働中

管制部  :正常稼働中

ポータル :全損

ナノマシン:全損

中枢部  :正常稼働中

 素材残存量

   ナノマシン素材:1000%

   ダンジョン素材:1000%

    エネミー素材:1000%

    アイテム素材:1000%

---------------


《完コピ》交換したところは、全部正常稼働中だ。

手を付けていないポータルの修復とナノマシンの補充から始めるか。

素材も足らなくなったらまた《完コピ》で補充すればいいだろう。


--------------

ワープ経路

管制部:

      ポータル:接続

     ダンジョン:遮断

中枢部:

      ポータル:遮断

      第一迷路:遮断

ポータル:

       管制部:遮断

       中枢部:遮断

      第一迷路:遮断

--------------


繰り返しになるが、本来は管制部を推奨場所であるポータル内に設置し、

ワープが使用不能になった場合に備えて、

ワープを使わずとも出入り可能にするべきなのだろうが、

それは逆に、ポータルに居るひとは誰でも管制部に入れてしまうことを意味する。

幸い俺には転移門があるから、移動には困らない。

今はポータルと第一迷路を接続するだけでいいだろう。

中枢部で生成したものを第一迷路に送り込む経路がないから

これも接続が必要だな。


続いて施設全図を細かく見ていこう。


ポータル部分をそのまま自警団詰所に利用すれば、

ダンジョン管理が簡単になるかもしれない。

ポータル内部を都合のいい形に造成して、オッサンに提案しよう。


いや、ここは遺跡である以上街のものだ。町長の許可が必要か…

気は進まないがオネーサマに遭いに逝…じゃなかった、会いに行くしかないかな…

内装が真新しいと怪しすぎるので、見た目は遺跡風に古くなった感じで、

適当に瓦礫を転がしておこう。

ダンジョンの出入りを管理しやすいように、ポータルに入ってすぐのところに

企業のエントランス受付とか、テーマパークのカウンターみたいなのを

設置しておけばいいかな?

管制部設置推奨場所は、小分けにしてダンジョン入り口にしてしまおうかな…

それとも自警団員の宿直室でも作るか…

その辺は追々考えてみよう。


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迷路・迷宮生成状況

第一ブロック:

  第一迷路:

 自然洞窟型:一階層。分岐数 0。部屋数1。全長1㎞。面積1㎢。ボス無し。

       二階層。分岐数 0。部屋数1。全長1㎞。面積1㎢。ボス無し。

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ディスプレイにダンジョンの内部映像を表示して確認してみたが、

広大な空間がそこにあるだけだった。

これをいかにもな洞窟状に形成しなおして、部屋や通路分岐を適当に増やし、

いわゆるエンカウントエネミーを放流する必要がある。


生成可能なエネミーリストを表示しながら考えていけばいい。

低層階はコウモリやネズミの野生動物系あたりを想定しておこう。

これらが常時居れば野盗が住み着くことはないだろう。

下に行くにしたがってゴブリンやらスライムやらの

メジャーな魔物を増やしていこう。

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