808 リアルガチの『真の黒幕』
※前回までの女神末
本当は『孤児院跡』に在る『《らび・らいふ》置き場』を
『ワープドア』と『捏造記憶』を駆使して
あたかも『サブマス宅』に在るかのように装った
『真の黒幕』の正体は……
まさかの俺だった!……って、ちっが~う!
とりあえず冗談は置いといて……情報を整理しよう!
件の『ワープドア』の『扉の向こう側』に俺がいたのは
もちろん『俺が黒幕だから』……ではなく!
『扉の向こう側』に在るのが『俺が今いる場所』――
――即ち【『冒専校校舎内』の『学長室』】だからだ。
さて……
【その『学長室』には本来誰がいるか?】
……というと……そう!
本来そこには『学長』がいるはずだ!
ところで……
【ちなみにミラは今どこにいるか?】
……というと……そう!
【本来『孤児院跡』に在るはずの
『《らび・らいふ》置き場』の『出口扉の向こう側』】――
――即ち【『サブマス宅』と思わしき、どっかの建物】だ。
その『サブマス宅(仮)』の
『置き場』の『扉の向こう側』に在るのが
この『学長室』だということは……そう!
やっぱり【その『学長室』の主】――即ち『学長』は『真の黒ま――
『【『学長』は『学長室』に住んでいる】……
……というのは本当のことだったようですね!』
――そう!
【『学長』は『学長室』に住んで――じゃねぇよ!
をいをいミラってば……いきなり何の話だYo!?
『マナトさま……あのですね?
【『学長』は『学長室』に住んでいる】
……というウワサがあったじゃないですか?』
……そういえばそんな話もあったっけ……
「この話を聞いたとき、私はてっきり……
【『学長』は『学長室』に泊まり込んでいる】
……というものと思っていたのですが……」
ふむふむ……っていうか、いやミラよ……
さりげなく【意識共有】を普通のセリフに切り替えつつ
これまたさりげなく部屋の中に入ってきた……だと?
「マナトさまが仰ったように
”こそーっ!”を心掛けてみたのですが……
”どばんっ!”の方が宜しかったですか?」
いや、宜しくないです!
……まぁいいや、それで?
「それでですね?
『サブマス宅』の
『《らび・らいふ》置き場』の【入口扉の向こう側】に在るのが
実は『置き場』ではなく『学長室』だったということは……」
あぁ、なるほど!
【『学長室』は『サブマス宅内』に在り!】……ってか!
「……そう! その通りです!」
ってことは……あれか?
【『学長』は『学長室』に住んでいる】
ってのは
【『学長』は『サブマス宅』に住んでいる】
というだけの話で
『学長』と『サブマス』は父娘なんだから
『サブマス宅』に住んでいてもおかしくない……ってか!
「故に【『学長』が『学長室』に住んでいる】
……というのは本当ということになるのです!」
なるほど納得♪……って、だから何の話だYo!




