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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
934/1016

807 『黒幕』の正体見たり!

※前回までの女神末


さぁミラよ!

その『扉』を『コソーッ!』と開け放ち

そぅ~っと覗き込んで

【《らび・らいふ》を持っていて

 その使い方も知っていて

 『捏造した記憶』をヒトにすり込むことができる】

という……そんな黒幕の正体を暴くがいい!

はたしてミラが覗き込んだその先に居た黒幕は……


『こ、これは……

 マナトさまです! マナトさまが居ます!』


……そう! そこに居たのはマナト――

――って、え? まさかの俺ぇ?!


予想外のミラの報告に

俺はクリビツテンギョウしながらも

【視覚共有】で『ミラの視界』を視てみれば

そこには確かに俺が居て

次いで『俺の視界』に戻して部屋の入口扉を見てみれば

そこには確かにコソッと開いた扉の隙間から

俺をそぅっと覗き見るミラが居て……


『つまり『扉の向こう側』に居る『誰か(黒幕)』とは……

 マナトさま……だったの……ですね……?』


ふっふっふ……バレちゃぁしょうがない!

そう! 何を隠そう、この俺こそが『黒幕』――

――って、いやいやマテマテ! そんなわけあるかぁい!


『ですが確かにマナトさまなら

 先ほど(前書で)述べられた『条件』に

 見事に当てはまりますれば

 これはもう疑いの余地もなく……』


あー……確かに俺なら

《らび・らいふ》を持っていて

当然その使い方も知ってるし

しかも【記憶の支配者】を使えば

『ヒトの記憶』を捏造したり

『その記憶』を刷り込んだりもできちゃうNe♪


だがしかし!

俺じゃない!! 俺はやってない!!!

俺は無実だ!!!! 潔白だぁ!!!!!


ってかミラよ……

『疑いの余地もなく』ってなんだよ!?

『疑いの余地』ならありまくりだろ?!


っつーか、たとえ余地が無くても

ミラだけは頼むから疑ってくれぇ!!


『マナトさまに置かれましては

 態々『疑ってくれ』と申されずとも

 不肖このミラ……

 【マナトさまならやりかねない】

 ……と常々疑っておりましたが?』


うんうん……確かに俺ならやりかねない――

――じゃなくて!

ミラってば何を常々疑ってくれてんだぁ?!

つーか疑うトコ、ソコじゃねぇし!!

そもそも『疑ってくれ』の意味もちがうしぃ!!!


俺は【俺が黒幕である】ことを疑えと言ってるんだYo!!!!

くそぅ……ニポンゴムツカスィな……


とにかく俺は黒幕ちがうから!

これはマジホントリアルガチで信じてくれぇ!

娘さん:私は【マナトさんこそ真の黒幕だ】と

    常々リアルガチで信じて疑いませんけど?

マナト:だから疑えと何度言えば……

    ってか信じるトコ、ソコじゃねぇから!

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