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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第二章
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071 俺はとんでもないものを引き継がされてしまった

不用意にフラグを立てた主人公が居たんですよ~

な~に~ぃ!やっちまったなぁ!

やはりあとを継がされるフラグだった…

しかも拒否れば人類存亡の危機じゃん…

あれ?でもこの施設って遺跡だからもう魔族の襲来は起きてしまったのか?

そもそも《完コピ》で新品に交換しなきゃいけないくらい古いものだしな。

つまり…

古代の科学文明が一度滅び、今の世界があることになる。

当然、魔族襲来は過去の出来事だ。

そうなると、今生きてる人類は魔族の子孫ということか?

はたまた、少数が生き残っていたのか?

それとも無事に魔族を撃退できた結果なのか?


そんな考察が俺の頭をグルグルと駆けずり回る中、

アニーが画面を観ながら想像だにしていなかった一言を放った。


―これ、ゲームアプリの宣伝文句だよ―


…へ?

げぇむあぷり?

せんでんもんく?

このネコは一体何を言ってるんだ?


―だから…うん、実際見た方がはやいね―


そう言いながらアニーが器用にコンソールを操作するとその画面には…


----------------------

夢と希望の迷宮都市生成アプリケーション

巣窟都市(すくつたうん)”for professional

メイン管制プログラム

----------------------


「えー…」

―ちょっと前に迷宮(ダンジョン)作ったり冒険したりするゲームが流行ったんだよ―

「マジでゲームかよ!」

―その宣伝文句というかオープニングがさっきの文章だよ―

「なんじゃそりゃ!」


余計なフラグ立てて後悔した上にあれこれと考察した時間を返せ…

独りブツブツ呟いている俺をスルーして、アニーは説明を続けた。


どうやら本当に、

スクーツなる人物が復活させた、失われた古代魔法:カガクなどではなく、

きちんとした当時のプログラマーが正式に公開した、

ダンジョンを生成するためのゲームアプリのようだ。

しかも…


―仮想空間に作るだけのネット版と現実に作れちゃう完全版があったんだよ―

「何やってんだ古代人…」


仮想空間ならわかる。俺も似たようなゲームはやったことはある。

だがしかし、現実にってなんだよ、現実にって!


―このfor professionalって、その完全版だよ―

「マジか…って、マジでか!」


これで、ダンジョンがなかったこの街に、現実にダンジョンが作れちゃうのか…

発掘した()()()()()遺跡の人工ダンジョン化と管理のために探し出した

機能しない核を見に来たら、ダンジョンメーカー(もっとすごいもの)が手に入った…

ただなぁ…巣窟都市(すくつたうん)のネーミングセンス…


「ところで、ちょっと前って一万年前くらいか?」

―そんなに前じゃないよ…5000年弱だよ―


おっと、俺のちょっとがアニーを凌駕し始めたぞ…


「流行ったってどの程度の規模だ?」

―マナトの世界の、スマホアプリと同じくらい流行ってたよ?―


あ、なんかすげーわかりやすい。

流行ってたなぁ…主にガチャゲーとか…


―この核もマナトの世界の家庭用ゲーム機並に流通してたよ?―

「マジか!」


ここみたく、何台も並べてと言うわけではなく、一家に1台で。とのことだが…


「これ結構なスパコンだぞ?スパコンの無駄遣いだろ!」

―マナトがそれ言う?―


アニーはそう言って、尻尾でミラの左手首の腕時計を指し示した。


あー………チートの無駄遣いですね?わかります。

そしてミラ、腕時計見てにやけない!


マジで“つくーる系”のゲームで現実に作るとか、古代人すげーな…

ゲームと呼べる規模ではないが…


そして、そんなゲームが流行ってたという事は…


「もしかしてこの世界に現存する遺跡やダンジョンって…」

―多分古いのは、ほとんど巣窟都市(すくつたうん)で生成されてるよ―


まじかー…

なんか、この世界の考古学や歴史学にちょっと興味がわいてきた。

もちろん、学んでみる気にはならないがな!


それにしても、アニーはずいぶん詳しいな…

女神を自称するくらいだし、人間の歴史はその目で実際に見てきたんだろうな…


…とか、せっかくアニーに感心していたのに、

その感心を裏切る一言が、当のアニーの口から飛び出した。


―ネット版を事前登録して、配信開始と同時に落としたからよく知ってるよ―

「ガチのプレイヤーかよ!俺のお前に対する感心を返せ!」


…マジで何やってんだ自称女神…

宗教学というか、自称女神の過去にも興味がわいてきちゃったぞ…

どうしてくれるんだ…

マナト:ところで家庭用ゲーム機ってどれの事だ?“切り替え″?“遊ぶ駅4番線”?

アニー:“夢放出”くらいだよ。それはそれは大人気だったよ!

マナト:“土星”超えの大ヒットだったな!俺も持ってるよ!

アニー:“仮想少年”を超えることはできなかったんだよね…

マナト:あぁ…アレを超えるのは無理だろ…

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