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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
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779裏 サブマスターのおもひでずたぼろ

唐突だが今回の視点担当は吾輩である。

そして唐突だが、ここで一句……


ソヤツめ(オーナー)の 顔を見るたび 思い出す』


……それはもう昨日のことのように思い出す!

ただ逆に

それ以外のことは何故か(・・・)全く思い出さんのだが……


ん? 『何を思い出すんだ?』……とな?


それはもちろん……

【かつて『ソヤツの曾祖父(【英知】の当代)』に

 《らび・らいふ》を奪われた日のこと】だ――

その日は吾輩が……

当時未成年の若輩者ながらも

一族歴代最年少で『当代の座』を頂戴した日であり

新当代の所信表明を兼ねた

『《らび・らいふ》起動』を試みる日でもあった。


だが《らび・らいふ》の起動には

皆さんもご存じの通り

ソヤツの曾祖父(【英知】の当代)』の協力が必要で……


だがしかし!

これまた皆さんご存じの通り

『我が一族』と『ソヤツの一族』は

長年に渡り

《らび・らいふ》の起動を邪魔し合う仲だった。


なので当時の吾輩も

『やはり起動を邪魔されるのだろう』と思いつつも

ソヤツの曾祖父(【英知】の当代)』を訪ねて

『《らび・らいふ》の起動目的』を説明してみると――


ん?『どんな起動目的だったのか?』だと?

それはもちろん

『世の中のためになる素晴らしい起動目的』だ!


なにぃ?

『私利私欲しかない起動目的の間違いだろ?』だとぉ?!

おいキサマ! 当時の吾輩を愚弄する気か?

当時の吾輩は『まだまだ純粋無垢なお年頃』だったのだぞ?


――とにかく!

そんな『純粋無垢な素晴らしい起動目的』を説明すると

意外なことにアヤツ(曾祖父)は……

『その目的通りになるように協力しよう!』と言ったのだ!


当時の吾輩はこれを

『我が熱意が伝わったのだ!』と解釈し

すぐにアヤツを管制部に連れて行くワケだが


今にして思えばそれが大きな間違いだったと

ひどく後悔することになろうとは………


さてアヤツを管制部に案内するも

『さすがに修復の様子は見せられない』

とアヤツが言うから

吾輩は素直に管制部のすぐ外で待っていたのだが

その後アヤツはいつまで待っても出てこない。


さすがに『様子がおかしい』と

吾輩が管制部に入ってみると……………なんと!

そこは無人で()()()()()となっているではないか!!


そう!

一体何をどうしたのか……

その時の吾輩には皆目検討もつかなかったのだが

アヤツときたら……

管制部にあったはずの

『《らび・らいふ》フルセット』とともに

忽然と姿を消していたのだ!


しかも御丁寧に……


【こうすることこそ一番お前の目的通りになる方法だ!】


……などという書置きを

消えた《らび・らいふ》の代わりに残してな!

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