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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
889/1015

772 テキトーと適当

※前回までの女神末


【オーナー殿のトコの《らび・らいふ》は

 その昔オーナー殿の御先祖が

 コイツの御先祖のトコから奪ったモノじゃなくて

 どっかその辺から拾ってきたモノであり

 『コイツの御先祖から奪われた』というのは

 単なるコイツの『勘違い』である!】


……っていうのがコトの真相(リアルガチ)なのさ!

『……『どっかその辺』とか

 まーたマナトがテキトーなコト言い出した……』


……いや【英知】よ、テキトーとか言うな!

言い方はテキトー(いい加減)かもだけど根拠は適当(適切)なんだからな?


『へぇ? ならその根拠とやらを一応聞いてみようか?』


根拠は……ほら!

オーナー殿ってば

『《らび・らいふ》は世界でただ一つ!』とか言ってたじゃん?


『まぁ……実際にはいっぱいあるけどね』


うんうん!

実際似たようなの(≪すくつたうん≫)なら俺も持ってるし

学長のトコにも二台あったりするしな!


この学長のトコの二台なんだけどさ?

俺的にはずっと疑問でなぁ……


【それってばホントに

 御先祖から二台が引き継がれてきたのか?

 本当はオーナー殿の言う通り

 もともとは一台しかなかったんじゃないか?】


……って思うワケだよ!


『……なんでそう思ったのさ?』


いや、だってさ?

コイツってばさっき……


【かつて一族の御先祖に双子が生まれたとき

 『封印解除手段(【英知の守護神】)』をわざわざ新造してまで

 双子の一方に『機能封印状態』の《らび・らいふ》を

 もう一方にその『封印解除手段』をそれぞれ引き継がせた】


……みたいなコト言ってたけどさ?


【もしその時点で《らび・らいふ》が二台あったなら

 『機能封印』だの『封印解除』だのしなくても

 双子のそれぞれに一台づつ継がせとけばよくね?】


……って思うワケだよ!


それなのに双子の片方にしか

《らび・らいふ》を引き継がなかったってことは……


【その時点では《らび・らいふ》は一台しかなかった】


……ってコトなんじゃないのか?

それが今現在

コイツや学長のトコに二台あるのは……


【一台は――

 ――多分さっき俺がシリアルコードを入力したヤツ――

 ――はコイツの一族が代々引き継いできたモノで

 もう一台は

 その昔オーナー殿の御先祖の誰かが

 ()()()()()()から拾ってきて

 さも『代々引き継いできたモノ』であるかのように装って

 『孤児院跡地』にそれっぽく置いておいたモノ】


……なんじゃね?……って思うワケさ!


『……その『どっかその辺』が何処なのか?

 ってのが激しく気になるトコだけど……

 ……それはひとまず置いておこう。

 それじゃあマナトの言う『コイツの勘違い』ってのは?』


それは ……だな? たとえば……


【《らび・らいふ》は

 吾輩の一族が代々引き継いできたのだから

 ソヤツら(オーナー)一族が持ってるハズがない!


 多分きっと恐らくソヤツの御先祖が

 吾輩の御先祖から奪ったんだろう……そうに違いない!】


……という『コイツの勘違い』なんじゃね? ……ってコトさ!

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