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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
852/1016

740 『段ボール箱』の真実

※前回までの女神末


『物置部屋』に在ったのは

一般的には存在しない『段ボール箱』……

……に偽装された

固くて動きもしない『金属的なナニカ』だった!

うん、コレなら崩れることもないから

扉が開かなくなる心配もなさそうだ――じゃねぇよ!

マジでなんだよコレ?!

=あたし知ってるよ~

 このナニカって多分スライドパズルのブロックだよ?=


突如アニーの声がどこからともなく(当然『意識共有』)聞こえてきた。

……って、スライドパズルのブロック……だと?

ってか、スライドパズルって、あの(・・)パズルのことか?


=そう、あの空いたマスを使って

 ブロックをズラしてブロックを並べ替えるやつ=


アニーのそんな言葉を聞いて

段ボール箱を『神眼』してみたら確かに……

『コレ全部段ボール箱じゃなくてパズルのブロックだよ~』

……とか言われたし


部屋の中を【俯瞰】で見てみたら

マジで俺のいる場所から対角線の位置に

ブロック一個分空いた場所が見つかったのだが……


……いや、なんでそんなものが『物置部屋』に……?


=というか『コレ全部パズルのブロック』なら

 そもそもココも『物置部屋』ではないような……?=


なるほど……ちなみに

このブロックってどうやって動かすんだ?


=えーと……どっかその辺に操作パネルがあるハズだよ?=


操作パネル……だと?

言われてどっかその辺を見回してみると……

おお!

すぐそばの壁の足元にテンキーのようなパネルがあったが……

え? コレが操作パネルなのか?


=そうそれ!

 そのテンキーで数字を入れると

 ブロックの配列が変わるんだよ~=


なるほど……

パズルの操作パネルと聞いて

ブロックを直接ズラしていくような

タッチパネルがあるもんだと思ったが

数字入力で配列を変えるのか……


よし、モノは試しだ!

とりあえず適当な数字を――


=あ、まって!

 不用意に適当な数字を入れると――=


――適当な数字を打ちこんで『Enter』を押すと

部屋にある全てのブロックが

右に左に前に後ろに上に下にと

縦横無尽に動き出したかと思うと……


「へぶし!」


いきなり目の前のブロックが飛び出てきて

……俺の顔面にクリティカルヒット!


ぐをををををを! 鼻が! 鼻がぁ!


=――適当な数字を入れると

 ブロックが飛び出てくることもあるから

 やめたほうが……

 ……って、あちゃ~おそかったぁ……=


そ、そういうことは

もっと早く言ってほしかった………ばたっ!


=マナトォォォォォォォォォ!!!=

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