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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
830/1016

723 もし仮に……そして、もし仮に……

※前回までの女神末


どうやらこの隊章は

見直し隊のモブ隊員が

手っ取り早く偉業を成すための

超チート(オモシロ)アイテムだったようだ。

さて、隊章と不正プログラムの

清く正しい使い方もわかったところで

そろそろ『誰がどうやって隊章を造ったか?』の謎に迫ろう――


――いや、もうとぼけるのはよそう。


普通に考えたら

こんなオモシロアイテムが

『『らび・らいふ』無しに造れるワケねーわ……

つまり

『誰が『らび・らいふ』で隊章を造ったか?』

という話で


この『誰が』について考えていくワケだが……

まぁ既に【『らび・らいふ』所有者】だと

わかっているオーナー殿が第一候補――


――いや

オーナー殿の『らび・らいふ』は

遠い昔に孤児院跡の地下に封印された上に

現在は『誰()』に盗まれて絶賛行方不明中……

あまつさえオーナー殿は

その事に気付いてないという放置っぷりだ。

よってオーナー殿は

残念ながら候補者から除外だ。


なら『らび・らいふ』を盗んだ『誰か』が怪しいが

その『誰か』が誰なのか……

現状『誰誰だらけ』でさっぱりわからないワケだ。

よって『誰か』を候補に入れるのは

一旦保留の方向で……


さてオーナー殿も保留の『誰か』も除外すると

次に考えられるのは、やっぱり……

【第二の『らび・らいふ』所有者】だと

ウワサの『サイ娘さん』か?


だがもし本当に

『サイ娘さん』が【『らび・らいふ』所有者】で

()()()()【隊章を造って見直し隊に提供した】として

その目的はなんだろう……?


ちなみに

()()()()俺が『サイ娘さん』だったなら……


【裏口卒業で力不足なモブ隊員たち(冒専校卒業生)

 ドラゴン目撃の偉業を成し遂げさせて

 卒業生が力不足のままでも

 冒険者としての格を向上させることができる!】


……とか目論むところだが……うん!


『もし仮に』が二つもあるような仮定の話だが

あえて『もし仮に』を無視するならば

案外ありえそうな『もし仮』話だな……


……そういや

現在『サイ娘さん』のもとで先生やってるミラは

【サイ娘さんの『らび・らいふ』所有のウワサ】

の真贋について

なにか手掛かりは掴めたのだろうか?


『……丁度そのことで

 マナトさまに、お伝えしたい事が御座います』


ぅを!

ナイスなタイミングでミラの『意識共有(テレパス)』だ!

さて、なんだろうか?


先ほど(『712』)も申しましたとおり

 現在私は『冒専校敷地内の迷宮』にて

 『迷宮探索の実習授業』をしているのですが

 なんと、この迷宮……

 『うち《辺境》のギルドでも使用している

  【迷宮管理端末】と、とても良く似た(・・・・・・・)魔道具』

 を用いることで……


 【迷宮攻略難度に合わせて

  内部構造を『担任教師』が任意で変更可能】


 ……になっているのです!』


『……何!?

 【内部構造を任意で変更可能な迷宮】だと?!――』


そんな迷宮の構造変更なんて

『らび・らいふ』管制部なしにできるコトじゃないぞ?

しかもそれを可能とするのが

うち(辺境)の【管理端末(パソコン)】に似た(・・)魔道具』だとなると……


これはもう確実に

【『サイ娘さん』は『らび・らいふ』所有者】

だと見て間違いないんじゃないかな?


『なお管制部に至る道の目星も

 ある程度付けてありますが……いかがなさいますか?』


マジか!?

さすが『金級八星ミラ師匠(キ〇パチせんせい)』だ! 仕事が早い!


『――わかった! 機を見て(そのまま)管制部へと至れ(すぐに臨場しろ)!』

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