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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
788/1014

688裏 『入学』すっ飛ばしのその理由

前回までの女神末


当時『とある卒業生(始まりのモブ)』に行った説明を再現する……


というワケで、今回の視点担当は……このワシ(オーナー)じゃよ!

さて、『とある卒業生(始まりのモブ)』が何故

『冒険者専門学校』への『入学』をすっ飛ばして

いきなり『卒業』となったのか?

それにはもちろん理由がある!


その理由というのは……ズバリ!

【『始モブ』が本校(ウチ)に入学しても、得られるものが何も無い】からだ!


そもそもウチは皆さん御存知のとおり

『卒業生の初回(・・)冒険者登録時の飛び級スタート……

 ……即ち

 『本校卒業生』が『この街(・・・)』で冒険者として初回登録(デビュー)する際に

 本来なら『むしけら(最低ランク)』から始めるところを

 最低でも『いっぱし(Cランク)』から登録可能!』

……という制度を売り(・・)にしている学校だ。


そこで世に居る数多の若き冒険者志望者たちは

この『ウチの売り(飛び級デビュー)』を目当てに

こぞってウチへの入学を志望するのだが……


だがしかし!『始モブ』は……

【『そよの街(・・・・)』でもう既に(・・・・)初回登録(デビュー)済み(・・)の現役高ランク冒険者】

……である。


となると仮に『始モブ』がウチに入学し

その後たとえ主席で卒業したとしても

『始モブ』は『ウチの売り』を得ることができないのだ!


ついでに言うと『始モブ』は

【臨時講師としても充分教壇に立てるレベルの冒険者】……。

そんな『始モブ』がウチの生徒として

この上何の知識が得られると言うのか?

いや!『始モブ』は何も得られないのだ!


ところで先ほど(『692』)説明したとおり

【他所の地域から有能な冒険者を連れてきて

 わが校の卒業生として輩出すればいいじゃない!】

というのが『中途編入枠』のコンセプトなワケだが


これらを踏まえて

【ウチと『始モブ』双方の一番のメリットになるのは何か?】

と考えた結果が――


「――『始モブ』の『入学』をすっ飛ばして『卒業』に至った理由である!」

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