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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
724/1015

660裏 ここで『544裏』とか言い出してみる

さて、元隊長さんが『ゆうしゃ』を通り越して『勇者』に至り

『魔物相手に無双』を達成した経緯は理解できた。


「というワケでミラよ。

 『ダンジョンズハイ(しょうがつきぶん)』はここまでにして

 そろそろ本題である

 『話は聞かせてもらいました』の先を聞かせてもらおうか?」


「それはもちろん『世界は滅亡します!』ですが?」


あーやっぱりそう続くのか……知ってた!

……じゃねーよ!


「なんでそうなるんだよ!」


「ではそれを説明するためにも

 『視点担当』を頂た上で話を過去に戻したく(・・・・・・)……」


なん…だと……

ようやく視点を俺に戻して(・・・・・)話は未来に進む(・・・・・)と思ったのに……


「マナトさま。

 古来より世の中(実は語り忘れが)というもの(あることに)はままならぬものな(気が付いてしまった)のです」


あぁもう!好きにしてくれ……


「畏まりました。

 というワケで今回()この私ミラ視点で御座います」

さて話は私が『ゲストハウス迷宮の深部』にて

リディアさんに『神聖印』を刻んだ直後まで戻ります。


この時リディアさんは前述のとおり

古の神(サンタ)さま』のせいで時が止まっておりまして

私はリディアさんの時が再び動き出すのを待つばかり。


そんな私は暇つぶしにと

マナトさまとの『意識共有』を行使しましたところ

マナトさまは丁度


『冒険者専門学校には

 『受験せずに生徒になる』攻略法がある!』


などとほざい――

――もとい

などと御高説を述べられているところでありました。


「……今『ほざいて』と言いかけたか?」


いいえ? 滅相もないことです。


「………まぁいいや。

 で? 俺の話を聞いてミラはどう思ったんだ?」


初めは

『またそんな御戯れを……』

と思っていたのですが

【入学金や学費等は全額免除で

 しかも在学中の衣食住の面倒までみる】

などという『中途編入枠』制度の話を聞く頃には

わたくし興味深々となっておりました。


ですがそれは

【『中途編入枠』を使うための条件】を聞くまでの話。

これを聞いた瞬間に

『やはりこれは流石に戯言を……』

と言わざるを得ませんでした。


というのも、この制度は要するに

『諸経費全額免除(・・・・)+生活費全額支給(・・・・)

という大盤振る舞いを謳ったものということになりますが

ならば何故

『中途編入枠適用手数料(・・・)

なるものは免除されず徴収されるのでしょうか?


これだけの大盤振る舞いであるならば

『手数料なし(・・)』となるのが普通ではないでしょうか?


しかもこの『手数料』は『専門学校に納める』……

……というのならまだしも(・・・・・・・・・・)

専門学校理事会の『とある役員(モブ)』……

つまり『個人に(・・・)納める(・・・)』というではないですか!


話がここまでくれば、私としては

【『とある役員(モブ)』なる人物の『個人的な(・・・・)手数料詐欺(・・)』ではないか?】

という推測に至るワケですが……

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