表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
67/1039

048 オネーサマに遭いに逝きます

()()()()()()工事を()()()()()()にするなんて、さすがマナトちゃんねー」


農家のにいちゃんを説得してくれたナイスガイへの義理立てのつもりで、

俺は30年の誓いを破りミラとともに雑貨屋に来ていた。

そう、俺は最後の手段【認識操作】で

「5年もかかる」ところを「たったの5年」と認識させた。

…はずなんだ…はずなんだよ…

今この街にいる人間全員、いかなる場合においても、

「5年もかかる」自体を「たったの5年」としか認識できないんだよ!


何を言ってるかわからねーと思うが、俺はわかってるから大丈夫。

つまり、俺以外の人間は


()()()()()()の工事をたったの5年に」


という認識をするはずなんだ!


()()()()()()


なんて言葉自体を絶対に口にできないんだよ!


おわかりいただけただろうか?

つまり…オネーサマには【認識操作】をレジストされたようだ。

…なんでだよ!自称女神が転生者に授けたチート能力だぞ?

それをレジストとかオネーサマ、マジで何者だよ!


早急に【認識操作】が通用しないケースを考えておくべきだ。


そういえば、もし「誰も俺を認識できない」とか言ってジークに接近したあの時、

レジストされてたら俺積んでたかもな…

でもなぁ…最後の手段がなぁ…


オネーサマは、ブツブツと一人悩む俺を気にも留めず


「と・こ・ろ・で…農家のカレ可愛いわねー、若いっていいわー」


とかなんとか言いながら、

元農家のにいちゃんの畑で、今はナイスガイの畑の権利書を、

それは情熱的な(即死不可避の)投げキッスと共に投げ渡してくれた。

その上、発掘に必要な道具を、少なくとも自警団全員に余裕でいきわたるほど

大量に用意してくれた。

全ての道具にオネーサマの愛情(呪い)をたっぷり込めてくれたらしい。


本当にオネーサマには敵わない(本当の意味で)。

どうにか意識を保って店を去ろうとすると、その背中に


「私をみつめたかったら、ち・ょ・く・せ・つ・ね♪」


と言葉を突き刺してきた。

うん。やっぱりオネーサマは【俯瞰】にも気付いているようだ…なんでだぜ?!


店を出たところで、

ミラが『俺が投げキッスで5回、去り際に8回即死した』ことを教えてくれた。

よく数えてたな。

アニーに【耐性】の開放を頼んでおいてよかった。


“意識を保って”と言ったな?あれは嘘だ。

意識どころか命すら保てていなかった。

やっぱり30年の誓いを復活しよう、そうしよう。



みらおねーちゃんはおうちにかえるまで、ぼくをやさしくささえてくれました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ