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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
669/1015

536裏 おーなーどの と こじいん の ふくしゅう を

※前回までの女神末


「ボーケンオーの闇討ち行為の裏には、

 聞くも語るも悲しい大いなる勘違いが……あったのだよ!」


さて、アイツ(ボーケンオー)の勘違いについて語ろうと思うのだが

その前に必要となる情報を軽く復習(・・)しておきたい。


というワケで今回も視点はワシ(オーナー)である。

ところでマナト殿は

かつての孤児院が閉鎖した理由を覚えているだろうか?


「もちろん覚えてるさ。

 『ケンオーの妹のカシスさんが魔物リスに変身して

  想いのままに住民を皆殺しにしてトンズラしたから』

 ……だろ?」


その通――いやまて!

たしかにその通りなのだが、微妙に違う気がするぞ?!


まず『想いのままに皆殺し』の部分!

まるでカシスが快楽殺人者みたいになっているではないか!


それに『カシスが魔物リスに変身した』のは

【獣化病を発症したから】だからな?

カシスが自分の意志で変身したみたいに言わんで頂きたい!


……まぁいい。次だ。


さて、この孤児院閉鎖の理由となった『獣化病』だが

この事実は何度も言うように、この街の機密事項である。


だから公式記録としては

【孤児院内で普通のリスと間違って飼育されていた魔物リスが、

 院内の人間を襲って孤児院を閉鎖に追い込んだ事故】

ということにしてある件はマナト殿もご存知のことだろう。


「そのことで質問があるんだが

 そもそも孤児院では動物の飼育は認められてないんだよな?」


その通り!


この街の周囲には

『一見普通の動物の姿だが中身はれっきとした魔物』

という『モドキ種』が出没するため

【その『モドキ種』と『本物の動物』の区別が付かない】

という理由から孤児院では動物の飼育を認めていないのだ。


「たしか公式記録って

 冒険者ギルドの資料室に行けば、だれでも閲覧できたよな?」


その通り!

冒険者ギルドの資料室には

この街で起きた過去の事件事故等の全ての公式記録が

『資料ファイル』として保管されていて

それは基本、誰でも閲覧可能だ。


「そんな誰でも閲覧できる公式記録に

 『認められてないハズのリスが飼育されていた』

 ということにしてある件は大丈夫なのか?

 

大丈夫か?と問われれば……普通は(・・・)大丈夫なのだ!

なぜなら……

基本、誰も過去の公式記録の閲覧なんてせんからだ!


「ええ……」


ちなみにこの『誰も』には、もちろんギルド職員も含まれるぞ?


「いや過去の事件事故の記録の閲覧をしないとか

 ギルド職員としてどうなんだよ……

 というか資料室長くらいは閲覧するんじゃねーの?」


はっはっはっ……マナト殿?

資料室なんてのは追い出し部屋の別名で

資料室長なんてのは閑職の代名詞ではないのかね?


「そうか!……そうか?」


……ま、まぁとにかくだ!

【ギルド職員ですら閲覧しないような過去の公式記録を

 閲覧したがるようなモノ好きはこの街におらん】

……のだから大丈夫なのだ!

マナト :……やっぱオーナー殿のアレはヤバくね?

オーナー:……ま、まぁマナト殿がそこまで言うなら

     『全国の資料室長さんにお詫び申し上げる』

     とともに

     (※あくまでも個人的な感想です)

     くらいは付けておくとするか……

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