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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
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045 冒険者ギルドの基礎知識

「そもそも冒険者ギルドってのはだな…」


系列運営と個人運営の二種類があるようだ。

元の世界で言えばコンビニがイメージに近い。

系列運営となるとギルド総本部があってグランドマスターが頂点にいる。

総本部は傘下のギルドに運営ノウハウ等、様々な支援を行う代わりに

顧問料を課す。

また、定期的に覆面査察官として契約冒険者を送り込み、

総本部の意向にそぐわない運営を行うギルドマスターを更迭したり、

最悪そのギルドごと系列除名したりする。


もちろん個人運営ならそんな査察は行われないし、どんなに悪徳な運営をしても排除はされない。

もっともそんなところに冒険者は寄り付かないのでほっといても廃業するだろうけど。


ギルドの一番有名で主要な業務は、冒険者の育成と仕事の斡旋や仲介業務である。

そしてこの育成講習料と仲介手数料が主な収入である。

仕事の斡旋というのは、ほぼすべてのファンタジーラノベの冒険者ギルドに出てくるクエストそのものだ。

魔物の討伐、野草の採取と言ったクエストは誰でも真っ先に思い浮かぶだろう。

ダンジョン産のアイテムの買い取り等も有名なところだ。


ギルドによっては冒険者登録時に登録料や年会費、斡旋手数料を受領するところもあるらしい。


系列運営となると、総本部から固定の依頼人や有名冒険者を紹介してもらえる。

固定の依頼人は安定した収入になるし、有名冒険者が登録するギルドには大抵、

多くの依頼人や冒険者が集まるようになる。

個人運営はもちろんそんな紹介はないから、マスターの手腕や人脈に自信がないと務まらない。


登録冒険者のランク認定もギルドの有名な仕事の一つである。

冒険者ランクはテンプレにもれず、全世界共通のランク認定制度で

例えば、どっかのチタンだかタイタンズだか知らないがそこみたいに

「同階級なら俺たちのが一階級偉い」

なんてことにはならない。


あまり有名ではない業務もある。

そのギルド管轄地域における野生動物の獣害対策や野盗対策。

場合により治安維持。

ダンジョンや遺跡と言った冒険環境に出入りする冒険者の把握。

いわゆる事務方裏方の仕事というやつだ。

これらの仕事においてギルド職員にも向き不向きがある。

系列運営では、総本部がいわゆる「使える職員」を派遣したり、育成研修を行ったりしている。

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