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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
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044 遺跡のメリット

「で、結局その遺跡を掘ったところでどんなメリットがあるッスか?」


農家のにいちゃんとナイスガイが出ていくのを見届けて、ジークが俺に訊いてきた。

野盗出身のジークじゃ気付かないか…オッサン、説明してやってくれ。


「え?」


え?…

オッサン、あんたもか…


この世界では、この街も含めて地域ごとに必ず冒険者ギルドがある。

近隣に害獣や魔物の巣、ダンジョンや遺跡、野盗のアジト等が確認された場合、

ギルドは魔物や野盗の対策、ダンジョンや遺跡の管理等を行う役目を担う。


だがこの街にはダンジョンも遺跡もなく、魔物もいない。

野盗や害獣は居るが、被害は農作物()()で、その対策は住民だけで事足りる。

それが長く続いたため、この街は冒険者にとっては無価値で誰も来ない。


「あんちゃん詳しいなあ」


…って《ggrks》が言ってた。褒めてもらったけどカンペですみません。

その無価値だった場所に未知の遺跡が見つかったとなれば、

当然今まで来なかった冒険者が訪れるだろう。


「あんちゃん。そいつは困るな…」


俺の説明を聞いて、急にオッサンが困惑の声を上げた。

え?なんでだよ?


「あんちゃん、忘れたのか?この街には冒険者ギルドがないんだぞ?」


おいコラそこの冒険者ギルドマスター(オッサン)

俺は無限収納ポーチからハリセンを取り出して思いっきりオッサンをしばいてやった。


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ハリセン:人の頭や顔面をしばくと、心地よい破裂音が周囲に響き渡る

     ミラが生まれたての赤ん坊を力一杯しばいてもダメージが発生しない

     怒りを抑える効果があり、どんな相手をしばいても許してもらえる

     アニーが『またそんな【創成】の無駄遣いを…』と嘆く程の逸品

-------------------------------------


「自警団活動が本業すぎて、すっかり忘れてたぜ…」


思い出させといてよかった…

危うく管理者不在の遺跡が野盗で無法地帯になるところだった…

そんなんでよくギルドマスタークビにならねーな…


「個人運営だからな」


…え?

冒険者ギルドって、必ず中央総本部とかギルド省とかの傘下で、グランドマスターとか監督官とかの言いなりなんじゃねーの?


「あんちゃん知識が偏ってんな…」


さっきは褒めてくれたオッサンに、もう呆れられた…

…《ggrks》は訊いたことしか教えてくれないんだよ…


「うちは個人運営のギルドだから総本部だのグランドマスターだのはいないぜ」


個人運営の冒険者ギルドとか聞いたことないな…

ちょっと詳しく聞いてみよう

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