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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
624/1016

閑話 あなたの知らない『本物のケンオー』

※前回までの女神末


「えぇと……

 【『辺境の盗っ人』(『当代の護り手』)である、この俺様が(であるオーナー殿や)『らび・らいふ』(『カシスの息子』)を頂くことになった(の意見は聞いてない)

 から

 【サイクローンの目論見は叶わない……】

 ……というワケですね?」


……なぁ娘さん? なんかちがくね?

「ところでアニキ?

 ちょっと話が戻るんスけど、いいッスか?」


うん? ここにきて、話が戻るのか……

閑話を続けてると本編が全く進まないから

あまりよろしくないのだが……


……まぁいいだろう。時を戻そう。


「というワケでジーク。なんでも訊いてくれたまえ」


「【オーナー殿はサイクローンを『本物のケンオー』と思ってた】

 って事っスけど、

 それなら『サイ娘さん』も

 【サイクローンは『本物のケンオー』だ】と思ってたんスか?」


あぁ、その話か……

これに関しては『そうだ』とも『違う』とも言えるんだよな……


というのも『483』で【英知の守護神(ケンオーの魂魄)】が

『僕は『サイ娘さん』と会ったことない』

って言ってるだろ?


「つまり『サイ娘さん』は

 【そもそも『本物のケンオー』を知らない】ってことッスか?」


「そういうことだ」


だから本物を知らない(・・・・・・・)『サイ娘さん』にとっては、

【実際に会ったサイクローンこそが『本物のケンオー』である】

……ということになるワケだ。


「……あれ?

 サイクローンは『本物のケンオー』を知ってるんスっけ?」


「……なんでやねん!」


『本物のケンオー』を素材(犠牲)にして生み出されたのがサイクローンなんだぞ?

そんなサイクローンが『本物のケンオー』のことを

知ってるワケがないじゃないか……


「つまり、サイクローンも『本物のケンオー』を知らないんスね……」


というか『本物』を知ってるのは

俺が知る限りではオーナー殿とカシスさんくらいしか居な――

――いや。『ヒッキーズの相方(オーナーの兄上殿)』も居たか……


「……あれ?

 【『本物』を知らないサイクローン】に

 【オーナー殿が『本物』だと思うくらいの『本物のフリ』】

 ができるのはなんでッスか?」


………………え?

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