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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
62/1015

043 たすけてナイスガイ

「あんちゃん、それ本当か?」

「間違いない。この街の地下に遺跡が埋まってる」


俺は、適当な落とし物をでっちあげて、探索魔法で探していたら偶然見つかった

というていで、遺跡が見つかったことをオッサンに報告した。


「あんちゃんがこんな嘘言うとは思わないけどよ、どうも話が突飛すぎてなぁ…」


どうやら事が事だけに、信じがたいようだ。


「なあ、ちょっといいか?」


うん?聞き覚えのない声だな…声の方を見ると…ああ農家のにいちゃんか…

居たっけなそう言えば。


「あんたが言う農地も牧草地も、うちの土地なんだよ」


そうだったのか…


「大体、その遺跡とやらが見えるまで1ヶ月()かかるってんだろ? 

 あんた、落とし物をなんでそんな深いところ探してたんだよ?」


あぁ…気付いちゃったか…

普通、落とし物をひとの農地の地下は探さないという事に。


「その時点で不自然なんだよ。嘘言うならもっとましな嘘言えよ!オレの畑を掘って何企んでんだよ!」


あ…(すぅぱぁ)な菜野…じゃなかった野菜と青髪(ぶるぅ)な幻が見える…

そう言えば【神眼】の表記にあったっけな…『いつもは温厚だけど畑と牛を傷つけたら激怒する』って


どう、なだめようか考えていたらナイスな声が響き渡った。


「その青年の言葉に嘘はないよ」


この声は…オネー…じゃなかった、とても素敵なナイスガイ!


「私の目の前で、彼はそれは熱心に落とし物を探していたよ」


…やっぱりオネーサマには見えていたのか…なんでだよ!こえーよ!

でも今は俺の一番の味方なナイスガイ!


「熱心過ぎてついついそんな深いところまで探してしまったんだろう…ね。マナトくん」


そうですそうですと俺は無意識に何度も頷いていた…でもウィンクはやめてくださいナイスガイ…

しかし農家のにいちゃんの不満は止まらない。


「だからってなぁ…うちの畑掘って何も出なかったらどう責任取ってくれるんだ?」

「ではきみの土地と、そのの倍の広さの私の土地を交換するというのはどうかな?」


は?…今のにぃちゃんの土地も結構な広さだった気が…

それの倍の土地と交換って…

にいちゃんも予想外のナイスガイの提案に言葉を詰まらせたよ…


「おや、不満かな?ではさらにきみの家畜と私のもつ…」

「いやいやいやそうじゃなくてだな…なんでそこまでできるんだよ…嘘かもしれないのに」

「マナトくんは決して嘘はついてないからだよ。目を見ればわかる」


ナ…ナイスガイ…あんたどこまでナイスガイなんだ…


「ちっ…わかったよ…ホントに倍の広さなんだな?」

「なんなら今すぐにでも私の土地に案内してそのままきみの好きにして構わないよ」

「あとで返せって言ってもしらねーからな?」


にぃちゃんすごく嫌そうでうんざり風にしてるけど、よく見たら口元にやけてるよ…

実は倍の広さに、あっさり釣られてたか…


「では団長。そういう事でよろしいかな?」

「あっああ…でも本当にいいんですかい?」


展開が超展開すぎてオッサンが付いていけてないなぁ…

なんとかナイスガイの質問に答えたけど俺の最初の報告以上に驚いてる感じだな…


構いませんよとナイスガイが答えると農家のにいちゃんと共に出て行った。

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