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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
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042 めっかっちゃった!

―ところでマナト、さっきの遺跡もう一度見せてもらえる?―


うん?何か気になるところでもあったのか?

俺は【俯瞰】の簡易画像を表示した。


―そのまま真上の方にもってって―


地表面のあたりだろうか?

アニーの言うあたりを拡大すると、下の線が長めのLの字がある。

…これは建築物か?

いくら簡易と言っても建築物を線一本で描くとかマジやめて…

さらに建築物の下に空洞がありそうだけど、なんだろう?洞窟かな…


実際の地上映像を表示してみると、農地と牧草地と小高い丘になっている。

農地と牧草地にLの横線。

丘にLの縦線が埋まっているようだ。


―これも遺跡みたいだけどさっきのと関係あるのかな?―


L字の真下に先ほどの遺跡があるが、そこまでは発掘時間にして300年かかる。

関係があるようにも、ほぼ無関係にも見える。

実際に両方の中なり外観なりを直接見てみないと何とも言えない。

転移門でちょっと行ってこようかな…


―今はまだ【俯瞰】で下調べした方がいいよ―

「それもそうか…上の建築物ならちょっと掘れば出てきそうだな…」

―1ヶ月ちょっとで見えそうだね―


問題はそこからだな…農地から丘の方に向かって牧草地を掘り進める必要がある。

時間的には、もうちょっと欲しいか…


―もうちょっとってどれくらい?―

「4、5年ってところかな…」

―マナト、だいぶあたしたちの時間感覚に近づいてきたね―


はっ!…今、俺4、5日くらいの感覚だった…

…汚されちゃったよ大主さん…


「どこなんだろうな…ここ」

―上方視点に切り替えてみようよ―


言われたとおりに切り替えてみると、空撮映像みたいな画面になった。


…ん?

…んん?


「なぁ?この街見憶えないか?」

―あたし、おうち(本宅)から出たことないよ?―

「あれ?そうだっけ?」

―誰かさんがおそとに連れてってくれないし、ひとりじゃドア開けられないし―


あぁ…そう言えばそうだな…すまんかった!

今度ネコ扉でもつけるよ。

だからアニー、そんなジト目で睨みつけないでくれ。


「これ、街頭視点表示とかできるか?」

―もちろんできるよ―


画面が切り替わり、()()()()のパノラマ画面のような映像になった。

そのまま色々な方向に視点を動かしてみると…

…あ、オネーサマだ…

ってなんでこっちに気づいたみたいに手振ってウィンクしてくるんだよ!


「向こうからこっち見えてるのか?」

―見えないよ~―


画面の中のオネーサマの口が動いてるな…【神眼】で読唇できそうだな…


『そ…ん…な…に…み…つ…め…な…い…で…ま…な…と…ち…ゃ…ん…』


「ほんっとぉぉぉぉぉに見えてないんだな?!」

―おっかしいなぁ…見えるはずないんだけどな…―


アニーが不思議そうに頭をひねる。

一方、オネーサマの口は止まらない。


『さ…が…し…も…の…は…な…あ…に…か…な…?』


よし、俺のほうが見なかったことにしよう!

それよりも、オネーサマが居るって事は…


「マナトさま、この農地と牧草地と小高い丘はあの街のようですね」


やはりか…

ミラにはその場所に見憶えがあったようだ。

よし、オッサンに報告するぞ!

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