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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
59/1040

040 困った時の【創成】頼み

ジークが、無事おるとろすに「ごめんなさい」できた。

もっとも、当のおるとろすは、そもそも気にも留めてなかったわけだが…


全てを水に流すべく、ジークを温泉に入れてから街に戻したが、

温泉にハマったらしく、頻繁に入りたいようなことを言っていた。

温泉愛好家の増加に貢献したぜ。


そうなると男湯と女湯に分けた方がいいな…

女湯使うのひとりしかいないけど。

だが、混浴状態にしておくと、必ず()()()も顔を出す。

既に常連客のアイツ(ラッキースケベ)の相手は俺だけでいい。


アイツの話は置いといて、別宅からも温泉に入れるようにしたいものだ。

そうなるとワープドアがもっと欲しい。

ぜいたくを言えば、別宅にジーク用の温泉を新設してやれば、

男湯女湯に分ける手間もなく、ジークが()()()の相手をしなくて済む。


とりあえず【創成】してみたが、やはり既存だったか…


その後似たような効果を持つ道具の【創成】を何度試みても

無駄に時間が過ぎていくばかり…


―いい加減、モノ探し系の能力創ったら?―


アニーに言われてハッとする。

これまで何度か創ろうと思った探索系。

そろそろ創るべきかもしれないと、【創成】を行使したが…


<《探索》:物を探す。既存>

<《捜索》:者を探す。既存>


探索系よお前もか…

ついでに【創成】のメッセージも適当になっているような…


そう呟いた俺にアニーがそっと寄り添ってくる。


―マナト、あなた疲れてるのよ―

「【創成】の行使はそりゃ疲れるさ、だが、これは疲れなんかじゃない」


失敗続きでかなり適当な気分には、なっている。

前は既存のものでも丁寧に上位互換で創れるものをおススメしてくれたんだよな…

俺が適当な気分だと【創成】も適当になるのかな…


…そうか…探索と捜索の上位互換を全力で創ってみるか…


<《ggrks》(未知の情報を検索し文章化する)の【創成】に成功しました!>


あ!できた!

そして【創成】のメッセージも全力っぽい!

ただ…できたけどこの技能名…


―ぐぐれかす?―


アニーよ…読むな…頼むから…


「主上!大変素晴らしき技能名。不肖ミラ、感動至極に御座いまして候」


ミラ…言葉遣いが硬いよ!無茶苦茶硬いよ!

それ絶対、本心隠してる時の言葉遣いだよね!

それとせめて目を見て言ってくれ!


―しょうがないなぁ…マナト、オデコ出して―


ため息混じりにアニーが近づいてくる。

言われたとおりにオデコを差し出すと、アニーが前足でぺたぺたとオデコに触れた。


----------------------------

<【ミラの能力】内包【俯瞰】を解放します>

【俯瞰】:世界のあらゆる情報を映像化して視認可能とする。

    :対象の場所、時間を問わない。

    :視認不可能な情報も映像化可能。

----------------------------


なんか解放されたよ…


「あれ?これって…自称女神がリピート再生してたアレのような…」

―そう、アレだよ。《ggrks》に映像化を加えた完全上位互換―


確かにこれ、使ってたよな…

知ってたよ…あるの知ってたよ…

でもな?


「…あるなら【創成】前に出せよ!!!!!」

―だってマナト一生懸命だったし…水を差しちゃ悪いと思って―


それはお気遣いありがとう。

お礼にアニーを一生崇めるよ。

…今のセリフを、その懸命に笑いをこらえた顔して言ってなければの話だがな!

楽しそうな(アニー)(マナト)を眺めつつ

私はとうとう言い出せなくなった言葉をそっと飲み込んだ。

『探し物なら〔オネーサマの愛〕に〔ダンスは夢の中〕があります』

-------------------------------------

〔ダンスは夢の中〕

   :―探し物が見つからず疲れたあなたを、精霊が

     夢の世界のダンスパーティーにいざない、そのありかを教えてくれる―

    そんな意味合いの詠唱を行うと、たちどころに解決する探索系生活魔法。

-------------------------------------

   

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