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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
545/1016

440裏 おにっ! あ――『もういい』――くっ……!

さすが声だけの存在…… まさに『ひとでなし』の所業!

そんな『ひとでなし』の所業はさておき、

わたしの『鬼』発言に関しては、

本当に『鬼』なんて言うつもりは無かったんだよ?

でもほら、蓋開けてみたら

あの人間(マナト)は普通に『おにあくま』認定に相応しい人間だったし……

今となっては結果オーライ!

わたしの言葉は『一匹のリスさんのたわごと』と思っ――


『それだよ!』


――思って……って、どれだよ!?


『さっきからきみは、ことあるごとに、

 やれ『人間』だの、やれ『リス』だのと、

 やたらと種族名を強調してるよね?』


え? そ、そうかな?


『もしキミが本当に【中身が見た目(リス)に引っ張られて】いて、

 その上で本気で『自分はただのかわいいリスさん』アピールしてるとすれば、

 それはそれで『ただの()()()()リスさん』だからね?』


あ、あざといとか言うなし!


『まぁそれを『かわいい』と感じるか『あざとい』と感じるかは、

 人それぞれだから置いておくとして……


 とにかく、キミの『リスさんアピール』は、

 なんだか()()()()()()感じがして、

 『これ実は【中身が見た目に引っ張られた】()()()()()()()()()じゃね?』

 とさえ思えて――』


ななな……なんでバレた?!(何を根拠に、そん) いつバレた?!(なデタラメを……)


『――思えてくる……って言おうとしたんだけど、

 おやおや、どうやら正解だったみたいだね?

 それとキミ、セリフとルビが逆になってるよ?』


しまったぁあああ!

動揺のあまり、うっかり逆になっちゃった……


……あぁもう!

そうだよ! 認めるよ!

わたしは、その見た目に合わせて

【『森の可愛いただ(・・)のリス』のフリをしていただけ(・・)

 ホントは『とっても哀れな発症者(人間)』】

だったんだよ!


『いや……

 自分で『哀れな発症者』と言っちゃうのもどうかと思うし、

 わざわざ『リスのフリをする』とか意味不明だし、

 そもそも『森の可愛い暗殺者(魔物リス)』だし……』


こ、細かいことは気にしない!


そんなことより、なんでバレたんだろう……?!

やっぱり『リスさんアピール』が、そんなにわざとらしかったのかな……

娘さん:さすが【英知の守護神】の推理力……

    どっかの『ろくでなし(やくたたず)』とは大違いです

マナト:おっと推理が一度も当たらないミラの悪口はそこまでだ!

娘さん:……マナトさんの事ですよ!

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