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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
538/1015

434 ツッコミ方が『おかしい』

『善良な一般的思考』なら『副隊長殺害の罪』を俺に着せたりしない!

―っていうか『善良な一般的思考』なら、

 『副隊長殺害の罪』をマナトに着せる以前に、

 そもそも『副隊長殺害』自体があり得ないんじゃ……―


おっと、そうだった!

ツッコミ方が『おかしいその10』だった……


まぁ『おかしいその10(ツッコミ方を間違えた)』はともかく、

とてもじゃないが『サイクローンの中身の思考』が

『見た目の善良な一般人』に引っ張られてるようには思えないな……


『でも『サイクローンの中身の思考』が『立派な殺人者(サイコさん)』のままなら、

 副隊長殺害もサイクローン自ら『堂々と手を下し』そうなものだけど、

 実際には『自分は動かず、魔物リス(他人)にやらせる』くらいだし、

 その時点で『立派な殺人者』でもないんじゃないかな?』


うーん……

そう言われるとそうかもしれないが……


―あたし的には

 『中身が見た目に引っ張られる』ってのがイマイチかなぁ……

 ヒトの中身って、

 見た目が変わったくらいで簡単に変わるモンじゃないっしょ?―


いや、アニーよ。 それはどうだろうか?

なんせ、この広い世界には、

見た目に引っ張られて『ネコまっしぐらの(ネコ化がとまらない)自称女神』とか、

見た目(ネコミミ)に引っ張られて『簡単にM-IRA化するミラ』とか、

俺が知ってるだけでも、そんな例が山ほどある(ふたつしかない)くらいだから――


――って、そうか!

そんな身近な実例を踏まえれば、

確かに『中身が立派な殺人者のサイクローン』だって、

案外簡単に『見た目に引っ張られて善良な一般人』に変わって、

『副隊長殺害時に堂々と手を下せなく』なったり、

『俺に擦り付けてでも、その罪から逃れようとしたりする』かもしれない!


―いや、だから『善良な一般人』は『副隊長を毒殺』したりしないから!―


……またツッコミ方間違えた……

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