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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
532/1016

閑話 ここまでのおさらい

さて、新たな謎を発掘したのもつかの間、

その謎を娘さんに埋め戻されてしまった失意の俺は、

『これ以上話題にできる、オーナー殿から得られた情報はない』

とばかりに話題を即変更す(すり替え)るべきだと判断した。


と、いうワケで

『オーナー殿との会談を終えて、ゲストハウスに戻った後』

のことを語るとしようか……

……語ろうとしたのだが……


「ストップ! マナトさん! ステイ!」


……娘さんに止められた……


ちょ! なんだってばよ!

これから、ゲストハウスに戻ってからのことを語ろうって時に!


「前回も言ったように、

 マナトさんが脇道に逸れてばっかりで、

 しかも無駄に間延びしてるもんだから、

 本筋を、すっかり忘れちゃったんで、

 ゲストハウスに戻る前に説明してください!」


Oh……そういうことならしょうがない。

さて、どこから説明する?


「そもそも、なんでオーナー殿宅に来たんでしたっけ?」


それはもちろん、

『『受付悪嬢とリスさん』が宿屋を襲撃してきた』

からだよ。


「あぁ……

 マナトさんのせいでギルドをクビになった『受付悪嬢』が、

 『リスさん』を使ってマナトさんを暗殺したんでしたね?」


ちげぇよ!

確かに暗殺されたのは『【認識操作】で副隊長に化けた俺』だけど!

暗殺のターゲットは副隊長だから!


で『正体不明のリスさんの使役主』の更なる夜襲を恐れて、

オーナー殿宅に逃げ込んだんだよ。


「つまり、その使役主ってのが『彼の偽者』で、

 副隊長暗殺の目的が『魂魄核の欠片の回収』だったってワケですね?」


いや、その通りなんだけど娘さん、一気に端折ったな……


「それだけマナトさんの語りに無駄な脇道があったって事ですよ」


む、無駄とか言うなし!

一見無駄に見えるものでも、

この世に存在する限り、そこには必ず意味がある!

決して無駄なものなんてないんだ!


「そういうのが無駄だと言ってるんですよ!

 ってことで、話題をとっととゲストハウスに戻してください」


……はい。

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