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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
521/1013

421 おかしいその2

―『らび・らいふ』を移動させた『所有者の孤児院関係者』ってのは、

 【『所有者は孤児院』で『その関係者』】って意味なんじゃない?―

つまりオーナ殿ができなかったという『らび・らいふ』の移動も、


【実はオーナー殿ができなかっただけで、

 オーナー殿以外の関係者なら誰でもできた】


ということなのかもしれない。


―なら、マナトの言う『おかしいその1』は

 オーナー殿以外の孤児院関係者について調べれば解決だね?―


…ところがどっこい、そうじゃないんだよ……


まぁ『誰が移動させたか?』が問題なら、

アニーの言う通り『その1』は、確かに解決だろう。


だが残念なことに俺としては『誰が?』なんて、

ぶっちゃけどうでもいいと思っている。


俺が問題としてるのは『移動()()()()()』の方なのだ。


―つまり?―


そもそも『護り手一族秘伝の封印』は、

『所有者以外の人間の『らび・らいふ』使用を防ぐ』ためのものだ。


ならば『封印』は、

【『らび・らいふ』を移動させた孤児院関係者】が、

()()()()()()()()()()【『らび・らいふ』を移動させる時】に解除されるハズだし、

【『らび・らいふ』を移動させた】なら『封印』はもう必要ない。


だが実際は、


【M-IRAが『へぶしっ』するまで『封印』は健在だった】


ワケだが、これを踏まえた上で……


おかしいその2。

なぜ【『らび・らいふ』を()()()()()】のに、

『封印』は健在だったのだろうか?


―案外『封印』は『へぶしっ』の時点で、

 とっくに解除されてたんだったりして?―


……まぁ、その可能性もなくはないけど、それならそれで、

M-IRA以外の誰かが噴水に、

【ドラゴンも吹っ飛ぶ『へぶしっ』をかました】

ことを意味するワケで……


その『へぶしっ』した誰かは今、はたして健在なのだろうか?

という、さらなる疑問が……


―……多分ミンチ?―


「わぁを! とってもスプラッタ(汚ねぇ花火だぜ)♪」


……じゃねぇよ!


……正直言うと、そんな(ミンチの)結論にたどり着く気がしたから、あえて

【M-IRA以外に『へぶしっ』したツワモノは居ない】

という方向で話を進めようとしたんだけど、

やはりミンチの悲劇を避けては通れなかったか……


しょうがない。勇気を出して確かめてみよう……《ggrks》!


<御安心ください。

 まだ見ぬ『ミンチのヒロイン』は存在しません。


 ……というか、

 そんな豪気なツワモノがM-IRA以外にいてたまるか!

 もしそんなのが野放しになってるなら軽く世界滅亡の危機だ!

 ……失礼、取り乱しました。


 とにかく『噴水の封印』を解除したのは、

 間違いなくM-IRAの『へぶしっ』に他なりません>


……『ミンチのヒロイン』も『野生のM-IRA』も居なくてホントによかった……

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