表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
493/1015

397裏 ひとりぼっちの首席卒業

やがて、アヤツ(モブ息子)は『専門学校分校舎((生徒数1名))』を首席で卒業し、

晴れて『飛び級冒険者』として『孤児院』を巣立つことになるのだが――


「えーと……」


――マナト殿、如何なされた?


「なぁアニー、()()()()はツッコむべきか? それとも、スルーすべきか?」

-あたしなら迷わずツッコむよ?-

「それなら……

 待てコラ、オーナー殿!? 『生徒数1名の首席』ってどういうこっちゃ!」


……それは、えーと、そのつまり……


「………」


……ところで、アヤツが卒業したちょうどその頃、

この街の裏では、


【冒険者ギルドマスターを主犯とする『とある闇ビジネスの横行』】


と、そのビジネスに伴う、


【自身の実力を誤認した『戦力外飛び級冒険者』の大量発生問題(スタンピード)


という、ふたつの問題を抱えていてな……


「……俺のツッコミはスルーかよ!

 っていうか『専門学校裏口ビジネス』のことなら知ってるよ!


 【街の有力者が一致団結して、

  冒険者ギルマスもろともに裏口ビジネスの真相を闇に葬り、

  新ギルマスの娘の隊長さんが『冒険者ランク見直し隊』を結成して、

  『裏口卒業した飛び級冒険者』を隊員として囲い込み、

  その親ども(街の有力者)から出資金を巻き上げてる話】


 だろ?」


……マナト殿が随分と辛辣な物言いだが、

『冒険者ランク見直し隊』に何か嫌な思い出でもあるのだろうか?


それはさておき、

マナト殿がそこまで詳しく御存知なら、

今さらワシが説明することは無さそうだ。


ワシはこの『見直し隊』にアヤツを入隊させることにしたのだが、

そのためには、アヤツに肩書を持たせる必要があってな……


「その肩書が『首席卒業の飛び級ゆうしゃ』ってワケか?」


まぁ、そういうことだな。

例え『生徒数1名の首席』であろうとも、

『アヤツが首席卒業生で間違いない(嘘ではない)』だろう?


「……嘘でないなら、しょうがないな!」


それと、決してマナト殿のツッコミをスルーしたわけではないからな?


「ってか、例え『首席卒業生』が嘘ではなくても、

 アイツの『戦力外出鱈目知識』も嘘ではないから、

 すぐに実力不足が露呈して『不正飛び級』とか言われるんじゃ?」


そう思うだろ? だが、大丈夫だ。


実力に関しては、アヤツも『裏口飛び級本校生』も似たようなものだし、

もしもアヤツが『不正飛び級』のそしりを受けたなら、

『冒険者ランク見直し隊』への出資を即停止して、

専門学校生ではない(飛び級の権利が無い)ギルマスの御息女が、なぜか飛び級してる件』

を大々的に不正扱いしてくれるわ!


「……つまりオーナー殿はアイツが、

 『裏口飛び級の不正卒業生と大差なしの実力』

 と、()()()認識した上で『首席卒業生』と主張したってことだな?」


……え?


と、とにかく、アヤツは『首席卒業生』の実力を存分に活かすため、

『見直し隊』に入隊したワケだ!

娘さん:(マナトさんのツッコミをスルーした……)

ジーク:(アニキのツッコミをスルーしたッス……)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ