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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
487/1016

392 モブコンビの悲劇

ところで、モブコンビの様子を見に、

カシスさんと一緒に、引きこもり部屋に踏み込んだんだっけ?


-あれ? 今回マナト視点?-

「マナト殿は、いきなり話を戻すのだな……

 むしろワシの方が何の話をしていたか、

 一瞬思い出せなかったではないか……」

「ワシは、とにかく嫌な予感がして、

 カシスとともに『迷宮核設置場所(引きこもり部屋)』に踏み込んだのだが、

 そこに居るはずの『兄と彼の者(モブコンビ)』の姿はどこにもなく、

 代わりに居たのは、

 一匹のリスと上半身がくろいぬ化した兄だったのだ!」


え? それってまさか……


「その通りだマナト殿……

 ふたりまでもが獣化病の餌食となっていたのだ!」


なんだってぇー!


「なお『迷宮核設置場所』に出入口はひとつしかなく、

 この時は、兄と彼の者以外、

 誰も入っていないし出てもいないことは確認済みだ」


なるほど、現場の出入口はひとつしかない上に、

兄上殿と彼の者が中に入ったきり出てきていない……

そのふたりが『リスとくろいぬ』になってしまったと……


……あれ? でも、ちょっとおかしくないか?

どうして、オーナー殿はくろいぬを兄上殿だと思えたんだ?


……あ、これはまさか、つまり、でもそんな!

だが、もしそうならば……


謎は解けたよワトソン君!


-……今時ケー〇イ刑事なんて、わかる人いないんじゃ……-


犯人は……オーナー殿、貴方だ!


「は、犯人? しかもワシ?

 相変わらず、マナト殿が何を言っているのかわからん……」


オーナー殿、とぼけるのは止めたまえ!

貴方は今こう言った!

『上半身がくろいぬ化した()』と!


「そ、それがどうかしたのか?」


上半身がくろいぬなら、顔が判らないじゃないか!

それなのにオーナー殿は『兄』だと言い切った!

そう言い切れるのは、

兄上殿がくろいぬと化すところを見た者だけだ!


-つまりマナトは、

 『オーナー殿がふたりを発症させた犯人だ』って言いたいの?-


その通りだ、アニー!

実際、オーナー殿は『発症のさせ方』を知っているしな!


「なるほど……そういうことだったのか!

 マナト殿が何を言っているのか、ようやく理解できたわ……」


というわけで、素直に白状したまえオーナー殿!


「……マナト殿にひとつだけ訊きたいことがあるのだが、

 もしマナト殿が『『ミラ殿』の服を着たくろいぬ』を見たら、

 マナト殿は『そのくろいぬを『誰だ』と思う』のかね?」


え? そりゃもちろん、とりあえず『ミラ』と……あれ?


「それと同じことだよ、マナト殿……」

-つまり、そのくろいぬはオーナー殿のお兄さんの服を着ていたの?-

「そういうことだよ。アニー殿」

-……だってさ、マナト?-


……あー……これは、つまり、その、えーと……

ホントすんませんっした!


-おお! これは見事な『後方伸身宙返り4回ひねり五体投地』!-

ジーク:えーと……自分らは何を見せられてるんスか?

娘さん:多分、ネタが切れて時間稼ぎしたかったんじゃないかと……

マナト:そそそそそんなこと……ホントすんませんっした!

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