表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
46/1039

028 ミラさまご乱心

「全員で囲んで蹴っ飛ばせばいくらでも勝てそうだけどな」

と、俺が漏らした独り言をオッサンが聞き取り、その表情を険しくした。


「そうは言うけどな、あんちゃん…おめぇ、できるのか?」


え?っていうかオッサン怒ってる?


「あんなつぶらな瞳を潤ませた、弱り切ったガキのオオカミを蹴っ飛ばせるのかって聞いてんだ!」


オッサンに力いっぱい怒鳴られた。そういう事か…

ごめんなさい。俺にはとてもできません。

むしろできる奴が居たら、そいつの血は何色だ!と怒鳴りつける…まである。


ただなぁ…全員自爆ってなぁ…


「蹴とばせないにしても、団員全員ぶっ倒れてるってのもどうよ?」

「これが我々自警団の実力だ!」


おいオッサン、威張って言うな。

ここは、穏便に追っ払う(おかえりいただく)べきところだが、見てないところで飢え死にされても目覚めが悪いな…


とりあえず近づいてみるが、オオカミは怯えきっており、目に涙を浮かべながら

キャンキャン吠えまくり、後ろ足で砂を飛ばしてきたかと思えば、

空腹を押してふらふらと逃げ回る。


これでは退治はもちろん、保護も満足にできない。


どうしようかと相談するためにミラを見ると

…え?ミラが俺を睨んでる?なんで?!


「マナトさま…【調教師】を【創成】してください!今すぐに!」


なんか、ミラが周りに聞こえないように器用に俺を怒鳴りつけてきた。

っていうか、ミラの目が手負いの獅子かってくらいにヤバい…

その鋭い眼光に、俺は思わず身をすくめてしまった。


俺がもたもたしていると、ミラが苛立ち全開で再び怒鳴りつけてきた。


「マナト!さっさとする!!」

「あっはい!ミラさま!」


これは逆らったらアカンやつや

言われたとおりに【創成】を行使しておこう。


-------------------------------------

【調教師】:野生動物を手名付けることができる。

      また、手名付けた動物の様々な知識を得ることができる。

 《使役》:視界内で一定距離にいる対象を手名付ける。

      元気で強い対象ほど成功率が低く、

      弱っているほど成功率が高くなる。

 《隷属の首輪》:使役できない対象であっても確実に服従させる。

         ただし、直接対象の首元に直に接触する必要がある。

         首に巻くものであれば、大きさや形状は任意に指定可能。

 《意思疎通》:使役、服従対象との意思疎通が可能となる。

 《共有》:使役、服従対象と記憶、感覚、生命力、

      固有以外の能力、技能、魔法等を共有、行使可能となる。

-------------------------------------


なんか技能がいっぱい付いてきたが今は確認している暇はない。


「ミラさま、できました!」

オオカミ(あのコ)を視界にとらえて《使役》と念じなさいっ!さあ早く!」


いつの間にか立場が入れ替わっているが、今余計なことを口にしたら、俺の命が終わる気がする。

能力の使い方が分からないがとりあえず、俺は言われるままに《使役》を念じた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ