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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
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017 暴かれた自称女神2

最終的に、俺が情報も能力ももらえぬ状態で送り込まれるわけだが、

それは多分、二人の転生者との結託防止だろうな…


「んで、用済みになった俺が速やかに消滅するように策を講じ…大主に救われたわけだが」

「大主は、せめてもの罪滅ぼしにと、私に(マナト)が望む限りを尽くせ…と」

「それが、『奴隷になれというのならよろこんで』ってことか?」

「此度の救助協力を求めた転生者はすべからく、救助より隷属と凌辱を望まれる故」

「俺もそれを望むと思ってた?」

「御意にございます」


完全に委縮したミラが跪いて精一杯声を絞り出す。

大主…俺は本心から、奴隷にはしないと言ってるのに、貴方は聞き届けてくださらないのですね…(棒読み)


というか全責任は自称女神(ミラ)にあって、今のミラは何も悪くないわけだが。

それにしても本当に心入れ替えてマシになった…

いや、むしろこうあるべきって感じになったな。


「とりあえず…」


俺の声に、ミラがぴくりと肩を震わせた。


「当面の望みとして、もう少し口調を軽くしろ」


俺の告げた望みが想定外だったのか、ミラが何度も瞬き俺を見返すが、俺はそれに構うことなく次の望みを告げた。


「それと、(ミラ)(マナト)が被ってる。紛らわしいから俺の事を主と呼ぶのをやめろ」

「本当にその程度の望みですか…?」


あー…呆然としちゃったよ…そんなに想定外の望みだったのかね…

まぁ、奴隷遊びに走った転生者どもを見てればそうなるのかもな。


「最後に一つ。俺はレイの奴隷解放のために動くんだから、その奴隷によろこんでなろうとするな」


ついにミラが涙腺崩壊させてしまった…

そこまで俺が他の転生者と同じに、レイ解放より奴隷遊びを望むと思っていたのかな…


前任の転生者(ふたり)と同様に一件より前の時間への転生を希望されたのと、隷属の首輪を所望されたことで…その…やはり貴方も…と…違うようで…涙が…」


あー…俺とふたりの言動が色々と一致しちゃってたのか…

というかミラって…そこまで張りつめてた様子あったっけ?


「…っつーか、これまでそんな素振り一切見せなかったよね?!」

「本心や情報を隠すのは…その…得意なもので…」


うん、知ってる。最初の転生(序章)とか本当に情報もらえなかったし。


「いいよもう。とりあえずこの話は忘れて、当初の予定通り冒険者ギルドに行こう」

「は、はい」


俺は熟睡(気絶)中のネコにもう一発、弱めの発動しない【神眼】(麻酔薬)を打ち込んで、

ミラと街に戻ることにした。

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