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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
34/1039

016 暴かれた自称女神1

とりあえず帰ったらアニーに、発動しない【神眼】(おしおき)してからじっくり話を訊くとして…


俺はそんなことを考えながら帰宅し、アニーを探したわけだが…


「ネコ生活満喫してるなぁ…」


アニーは日なたで丸くなって寝てやがった…

ネコそのものじゃねーか…


俺は最初に会った時のふたりを思い出してみる。


軽い口調。仕事のミスを上司に隠してさらにミスを重ねる女…

重い口調。主人のミスを積極的にフォローする白猫…


続いて今のふたりを見比べてみる。


重い口調。知識人で主人のフォローもばっちりな女

軽い口調。立ち居振る舞いまるっきりネコ…


うん

入れ替わってる今の方が、ふたりとも()()()()()()という不思議。


そんなことを考えているうちに、頭が冷えた俺は

とりあえず発動しない【創成】(おしおき強)でアニーをより深い安眠(エナジーソース枯渇)にいざない、ミラと楽しくお話(尋問)した。


「つまり、最初はレイが野生動物に襲われるから、どうにかしようと送り込んだ転生者が人買いだったと?」

「はい…。動物を服従させるということで隷属の首輪を作り出す【調教師】を授けました」


そして練習期間と称してレイが襲われるより前の時間に転生した。

ところが、人買いは隷属の首輪を人間に使った…か…

次に、自称女神がとったのは人買いを野生動物もろとも始末する策で、

そのために送り込まれた転生者が、あの人物だった。

あの人物は、近隣の盗賊集団の利用を提案し、中に潜り込む手段として【認識操作】を希望。

やはり、件の前の時間に転生をして盗賊集団の頭領として潜り込むが、早々に人を攫いはじめた。


やがて頭領が街に潜り込んで人買いと結託し、顧客と奴隷商という形が生まれた…


「薬術師もミラの関わった転生者じゃないのか?」

「かの薬術師は違います」


実際、薬術に関する人体実験にしか興味を示さないようだから、本当に違うのだろう。

もっともレイには【健康な体】があるから、どんな薬物実験も無効化するので

実験に適さないとの事だし。


(マナト)我が主(ミラ)の、兎に角奴隷解放をとの一心での取り組みだけはお留め置き下されば…」

「大主にバレないように…の一心の間違いだろ?」

「…」


うん、きみの自称女神に対する忠義が堅くて、自称女神を庇いたいのは判ったから、そこで目をそらすな。

関係する転生者の数とか、前に大主にした報告内容とも微妙に違うし…

そこはもういいや。

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