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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第六章
321/1015

257 冒険者専門学校

俺は記憶の封印を解き、『冒険者専門学校』に乗り込んだ日の事を思い返していた

俺たちは【認識操作】で、

『『見直し隊』の拠点のある街を初めて訪れた旅の冒険者』

を装って現地入りしていた。


その街の様子はというと、

コアリボーン本部の街と同程度の規模の街並みだな…


だが、街を行き交う人たちはと言うと、

本部の街が一般人なのに対して、ここは冒険者が多いな…


冒険者の人口比率を増やしている理由は、

やはり『冒険者ランク至上主義』の風習によるものだろうか?


「マナト殿の言う事も確かではありますが、

 それ以上に『冒険者専門学校』の存在が大きいですね」


隊長さんが、そう言いながら指し示す先に見えるのが、

恐らく『冒険者専門学校』なのだろう。

そこには、この街の中でも群を抜く大きさの建物が鎮座していた。


まぁ、一口に冒険者と言っても、その職種や技能は様々だからな、

ぱっと思い浮かぶだけでも『勇者、盗賊、遊び人×2』…


「マナトさま、それは賢者に転職するまでが大変そうですね…」


ものすごく大変だよ…

『鍵を手に入れる前に、鍵開けの魔法を覚える』といい勝負だ。

まぁ、初心者は素直に『勇戦僧魔』にしておけ!


…失礼、話がそれた。


話を戻すが、どっかの有名な『魔法使いの学校』を思い浮かべて欲しい。

『魔法使い』というたった一つの職種の専門学校ですら、

映画が作れてしまうほどの大きさになる。


その『魔法使い』もまた『冒険者』の数ある職種のうちの一つに過ぎない。

そんな『冒険者』の専門学校となると、当然にそれ以上の規模となるわけだ。


これ程の規模になると、学生数もかなりの人数になるだろうし、

その人数の卒業生が冒険者となるだろう。


しかも、冒険者になるのは卒業生ばかりじゃない。

中退者はもちろん、入学すらできなかった連中だって、

普通に冒険者になるわけだ。


そう考えると、冒険者多すぎじゃね?

大量の冒険者が活動するとなると、当然仕事の食い合いになって、

まともな活動やランク上げなんて、できないんじゃないのか?


「なので低ランク冒険者は冒険者の少ない地域に旅立ち、

 街には『専門学校卒業生』の、

 『飛び級』冒険者が残ることになるわけです」


専門学校出の冒険者は飛び級スタートでバリバリ活動できるが、

入学できなかった連中は『ゴミムシ扱い』の『むしけら』スタートとか、

まともな活動もできないんじゃないか?

…そりゃ『裏口』ビジネスも盛んになるわけだ。


「では、マナトさま。私はさっそく専門学校で教員登録を行います」


いやまて、ミラ。

とりあえず『専門学校首席卒業生の副隊長』に施されたような、

出鱈目教育の実態を把握するのが先だ。


ここは教員ではなく生徒として学校に潜入してみよう。


「マナト殿?ミラ殿なら、確かに受験すれば合格できるでしょうが…」

「だが『むしけら』よ…貴様、入試日まで何ヶ月あると思っているのだ?」

「マナトさま、やはり私が教員として即日採用を目指すべきかと…」


いやまて、お前ら。俺は『潜入する』と言ったんだ。

わざわざ入学してたら、潜入とは言わないだろ…

そうじゃなくて、もっと簡単な方法に心当たりがあるんだよ――

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