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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
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012 それは今は知る必要がない

最低でも1年の余裕は欲しいところだが…

最悪半年もあれば最低限の社会的関係性や生活環境は整うか?


―そんなに余裕ないよ…たったの100年しかないよ?ー

「長いよ!余裕ありすぎだよ!元の世界の俺の一生分だよ!!」

―【不老】に感謝しなさいよ?―

「やかましいわ!っていうか不老で100年とか逆に人前出れないだろ、どうすんだ…」

―【認識操作】でどうとでもできるよ?―

「まさかいきなり持ってる能力フル活用させられるとは思わなかったよ?!」


俺がげんなりした表情を浮かべるも、アニーの追撃は終わらない。


―さすがのマナトも100年もフル活用してたら能力に溺れちゃうかもね~―

「ぐっ…」

―安心して。マナトが堕ちたら大主さまにお願いしてあげるから。苦しまないように封印してあげて~て―


アニーはプークスクスとからかうように笑う。


「はっはっはっ、それはありがたいな~ぁ」


俺は発動()()()()の【神眼】を行使した。


―うにゃあ!…へろぷしゅ~ぅ―


そう簡単に堕ちてたまるか!


「主、ご安心ください。さすがに100年もありません」

「99年と11ヶ月とかいうオチなら要らないぞ?」

「………」


ミラよ、なぜ無言で目をそらす?


いや、待てよ…

ふと俺は、おぼろげながらひとつのアイデアが浮かんだ。

必要になるとも思わないが、試してみる価値はある…

そうなると…


「最低10…できれば4、50年は欲しくなった。」

「何をなさるおつもりですか?」

「『()()()()()()()()()』…だったっけ?」


一度目の転生で、俺が言われた情報封鎖の言葉。


実際、俺自身ぼんやりとした思い付きでしかなく、今はまだ詳しく説明できない…というのが本音だが、

そのセリフでミラもアニーも目をそらし、それ以上訊いてはこなかった。


ちなみにミラとアニーを【神眼】するのは、紳士としてやめた。





決して“乙女の秘密”とかなんとか叫ぶネコに引っ掛かれて断念したわけではない。

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