007 下された神罰。賜りし加護
『そして、罰として神の領域からしばらく追放となった』
「しばらくってどれくらい?」
『ほんの数万年…』
「長いよ!それしばらくじゃないからね?無茶苦茶長いから!」
『最低でもきみがミラに関わる転生者をどうにかするまでかな』
「無茶苦茶短くなったよ?!」
仮に俺がのんびりと一生かかったとしても100年程度だ。
いや、100年も全然短くないだろ、俺…。
イカン…時間の感覚が麻痺しはじめた…。
『まぁそんな感じで心入れ替えてマシになった彼女を奴隷として置いてやってよ』
「奴隷にはしないよ?!」
『ところで、きみに付与する能力を決めたんだ』
「いきなりだな!というか話変えられたよ!」
『厳選に厳選を重ねたチートの数々を…』
「明らかに手に余りそうじゃねーか!」
『それ以外だと申し訳ないことに、余りものくらいしか用意出来なくてね』
「『悪いようにはしないから』はどこに行った?」
『この件の解決には有用な能力ばかりだから、悪いようにはならないよ』
「本当に有用なら、厳選チートより余りものの方がいいかな…」
『では…“我、ケルトの名においてマナトに能力を付与する”』
ぞわりとするあの感覚で、能力が付与されたことを自覚する。
ってか大主ってケルトって名前だったのか…
「ところで、どういう能力が…」
付与されたのかと訊こうとする俺の声は
―あー!それあたしの…じゃなかったミラの能力!!―
という白猫の叫びにかき消された。




