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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第一章
20/1015

002 ついに始まる異世界生活2

『本当に正直に言うんだな…』


大主が半ば呆れている。

でも、人間正直が一番だろ?


『まあいい。ちゃんと定住できる環境も用意してあるからね』


大主がついてこいとばかりに部屋を出るので、その後ろをついていく

部屋の外も、やはり宿屋を思わせる廊下や壁だ。


『ドアを見てごらん』


大主が今出てきた部屋のドアを指して言う。

ぱっと見、何の変哲もない普通の木製のドアだな。

…いや、ドアノブの所に小さなプレートが付いている。

元の世界でいえば、カードキーをピッってする感じのプレートだ。


『そのプレートに親指を押し当てながらドアを開いてごらん』


言われたとおりにプレートに触れると、プレートが淡い光に包まれた。

ごくりとつばを飲み込んでノブを回し、扉を開くと先ほどとは違う光景が目に飛び込んできた。


「玄関ホール…?」


大主と共に中に足を踏み入れると、背中越しにドアが閉まる音がした。


「閉じ込められたりしないよな?」

『開けてみればいいじゃないか』


言われるまでもなくドアノブに手をかけてそのまま開くと…


「どこだよここ!」


俺はその光景に吸い寄せられるように、外に歩み出た。

目の前に広がるのは草原と森と山々に囲まれた大自然だった。

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