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女神(自称)の御業の後始末  作者: ゆんど
第一部・第三章
110/1015

091 マナトの大誤算

-------------------------------------

野盗のボス:ジークを騙して捨てた張本人の野盗。

      オッサンといい勝負ができそうなほど、がっしりとした体格。

      だがオッサンと違い、その全身から下卑たオーラを発している。

      ジークを捨てた当時は、ジークを凌ぐほどの凄腕だった。

      なんと『ラミアの右眼』筆頭。

保有能力:

【賊のカリスマ】:生まれつきの能力。効果範囲は“賊”または“犯罪者”。

         【魅了】に似た効果があり、

         相手を心酔させ、

         相手に対して絶対的な存在として振舞うことができ、

         相手は絶対に逆らうことができない。

         【認識操作】に似た効果があり、

         変装いらずで長期潜伏もお手の物。


         まさにボスになるために生まれてきた男。


   〔暗殺術〕:【賊のカリスマ】内包魔法。

         武器に暗殺に適した様々な効果を付与する。


保有技能 :盗賊として必要な技能は全て持っているが、今はジークの方が勝る。


装備:

悪趣味なナイフ:それ自体はありふれた、ただのナイフ。

        ただし〔暗殺術〕により

        傷つけた相手の全身に激痛を与える被毒効果。

        相手の急所に直撃した際に発動する即死効果。

        さらに術者の趣味で、

        傷つけた相手を生かし続ける、延命効果。が付与されている。


        急所を直撃された相手は即死状態で延命され、

        効果切れで絶命するまで、

        全身を襲う激痛の中で長時間苦しみ続ける。


        延命状態は治療術で解除可能。

        即死状態は蘇生術で解除可能。

        被毒状態は解毒術で解除可能。

        

        但し


        延命状態が蘇生術を阻害。

        即死状態が解毒術を阻害。

        被毒状態が治療術を阻害。


        このため、【ミラの能力】内包【耐性】【治癒】【不死】

        を同時発動する以外の対処法は無い。

-------------------------------------

<補足:隷属の首輪の効果で【魅了】の効かないジークにボスは激おこです。>


うん…この緊急時に表記が長いよ!

いつものざっくり表記はどうしたよ!?

いろいろツッコみたいけどそのヒマがないのが残念だ。

最小限にとどめよう。


っていうか『ラミアの右眼』ってなんだ?

なんか『知ってて当然』みたいな表記だけど初耳だからな?


ラミアと言えば、元の世界の物語に出てくる男の愛人の名前だっけ?

男の本妻が怒って、ラミアに眠れなくなる呪いをかけたから、

男がラミアの眼を取り外せるようにして、眠りを取り戻したって話だったはず。


いや、でもRPGなんかだと上半身が人間女性で下半身蛇のモンスターだっけな…


物語に沿うなら『ラミアの右眼』ってくらいだし、その外された眼のことか?

でも、元の世界の物語がこの世界に通じるわけが…

いや、どっかの『《メタ知識》の受付嬢』になら通じるか?


まぁ《メタ知識》は置いといて、『ラミアの右眼』筆頭がこのボスってことだし、

単純に、『ラミアの右眼という名前の野盗団のボス』っていう意味だろうか?

あるいは元の世界の『右翼』にあたる言葉かもしれない。

それだと『ラミアの左眼』もあるのか?

時間があるときに、まとめて《ggrks》で調べてみよう。


ボスの戦力だが、

以前はジークを凌いでいたとしても、今はジークも成長している。

おそらく、戦ってもそれほど脅威にはならないだろう。


ボスの【魅了】だが、

俺はジークからパクった盗賊技能を持ってるし、盗賊ギルドにも登録している。

もしかすると“賊”扱いになるかもしれない。

いや…以前に、内密な遺跡調査で野盗行為もかましてる。

普通に“犯罪者”扱いになるかもしれない。

だが【耐性】でレジスト出来るだろうから【魅了】は問題ないだろう。


厄介なのは悪趣味なナイフだ。

延命、即死、被毒の3つがそれぞれの回復手段を互いに無効化している。

本当の意味で悪趣味なナイフだ。

情報をまとめると“脳死の逆”って感じだな…

って、一言ですむ内容をこの緊急時に長ったらしい説明しやがって…


ジークには念のため対処法全てを《共有》しておこう。


それと補足情報、激おことか、もう古いからな?

余計なツッコミどころ増やすなよ!


とりあえず、そろそろ盗賊ギルドに転移するか…

いや、その前にアレ(常套手段)をやっておこう。


俺は『ボスは俺を認識できない』と念じて【認識操作】を行使した。

これで、とりあえず転移門でこいつの後ろに転移して《隷属の首輪》を行使して、

じっくり残りのツッコミを入れていこう。


これが大誤算だった。

はっきり言って、チートに溺れて油断していた。


<【認識操作】がレジストされました>


あっ、やべっ…

ぼくのかんがえたさい(【認識操作】→【隷属)きょうの(の首輪】)コンボ』が成立しない!

なんでだよ!今まで一度もレジストされたこと…

いや、オネーサマにレジストされてるか…

それ以前にこのコンボ一回しか使ってないや…

いや、そんなことより、今この瞬間にレジストされるとか、どうすんだ!


正直大慌てだった。俺の人生最大のパニックかもしれない。


だがいつまでもこうしてはいられない。

俺は使えなくなったコンボを諦めて、とりあえず盗賊ギルドに転移するべく、

無限収納ポーチからけん玉を…

…ってけん玉じゃねーよ!その次はコマにリンゴにやかんに空き缶…

肝心な転移門が出てこない!

ポーチには転移門以外のものを入れた憶えないのに…


白くて半月型の、青狸の有名なポケットを≪完コピ≫(丸パクリ)して作ったのがこのポーチだ。

慌てると欲しいものが取り出せないところまで、きっちりパクってやがった…


くそっ…転移門と必殺コンボでヌルゲーと思って、のんびりしすぎたぜ…

俺は転移門を諦めて、盗賊ギルドに走って向かうべく冒険者ギルドを飛び出した。

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