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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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697話 神託?

アクセスありがとうございます。

「う~む、また暇になったな。と言ってまた自堕落な生活をしていると体が鈍るから、しっかりと体を動かしてから、のんびりしないとな」


 前回の反省を生かして、午前中は基本何もなければ、2時間程きっちりと体を動かしている。スキルリンクの基本は大薙刀であるが、日本人に生まれたからには刀も使いたいよね! って事で、最近は刀術も頑張って覚えている。


 一つひとつのスキルを発動して、癖を覚えて繋げられるスキルをピックアップしていく。


 そんな日常を過ごしていると……


『あなた! やっと行く気になったのね! これでやっと私の「ちょっと静かにしてもらえませんかね?」……え?』


 え? じゃないって、相変わらずいきなり念話を送ってくるなって。今は体が鈍らないように、訓練してるだけだぞ? 神のダンジョンに行く気になったわけじゃない!


『そうよね……あんたはそんな感じだったわね。とりあえず報酬は、準備したわ! 聞いて驚きなさい! 成功報酬は、ドラゴンでもあなたの傍にいる、ハクちゃんと同じくらいレアな黒龍を、ユニーク召喚できるように話をつけたわ!』


 あっ……もう黒龍ゲットしたから、いらないです。


『……どういうこと?』


 ん? 何かドラゴンの住む森から、俺の住んでるところに向かって飛んできたから、鍛えたワイバーン5匹で迎撃して、瀕死にしてから隷属魔法を使って、支配下にはいってもらっただけだぞ?


『何でドラゴンが、ワイバーンに負けるのよ……あなた、スキルにルールブレイカーとかないよね?』


 それはお前が一番よくわかってるだろ? しかもそのルールブレイカーってあれだろ、何かの小説のネタだろ? この世界にはないだろ。あるとすれば、お前らの上にいる創造神くらいじゃないか?


 まぁLvが存在している世界だから、ワイバーンがドラゴンを倒せても不思議じゃないだろ? 一対一で倒したわけじゃないからな。


『……貴方がかかわると、何かおかしくなるわね。せっかく勝ち取った召喚だったのに……』


 別にさ、ドラゴンじゃなくても、珍しい魔物だっているだろ? 1つだけじゃなくていくつか提示して、選ばせてくれるようにしてくれればいいのに……


『あなた! 天才ね! 黒龍が最上級じゃないけど、それから下の魔物ならある程度選び放題よ!』


 うん……選びたくても、リストが無いからわからん!


『そうだったわね。簡単に魔物を上げていこうかしら? えっと、スレイプニル・ユニコーン・ペガサス……』


 何で馬形ばっかりなんだ?


『……カトブレパス・スフィンクス……』


 結構色々な魔物の名前が出ているみたいだけど、心が引かれる物がないな……


『……白虎・朱雀・青龍・玄武……』


 ダマの同類か?


『……ヨルムンガンド・ニーズヘッグ・ミドガルズオルム……』


 蛇系?


『……グリフォン・ケツァルコアトル・フェンリル……』


 ん? フェンリルが候補に入っているのか? ちょっと待てチビ神! フェンリルって俺が戦った、あのSランクの魔物のフェンリルか?


『んぁ? そういえば、あなた倒した事があったわね。あのフェンリルよ』


 ちなみにダマ……白虎みたいに体を小さく出来たりする?


『どうだったかしら、Sランクの魔物になら変身? みたいな事出来る奴は多いけど、小さくなれるんじゃない?』


 確定じゃないのか……でも、新しいモフモフだな。あの時は、生きることに必死だったからな。それに隷属魔法もなかったし、しょうがないよな。というか、ドラゴンより上の魔物っているのか?


『ほとんどいないわね。しいて言うなら、天使系と悪魔系の上位存在みたいな奴等かな?』


 どこにいるか分からないし、手に入れられないんだったら気にするだけ無駄か。とりあえず、フェンリルでお願い。これが成功報酬ってことだよな? 神のダンジョンに行くための、前報酬は何を準備してくれたんだ?


『あ~それね。前報酬はたいしたものが、準備できなかったのよ。でもあなたなら何とかしてくれるって信じてる! 神のダンジョンに入ってある程度攻略したら、Sランクの魔石が召喚できるようになるわよ』


 ……まじか! 召喚できるSランクの魔石が、どの程度使えるかは分からないけど、確実にAランクの魔石より上だよな? 十分使い道はあるじゃないか! ちょっとやる気が出てきた! 行くか決定するわけじゃないけど、神のダンジョンをある程度攻略したら、召喚できるようにしてくれよな!


『わかったわよ。ここまで頑張ったんだから頼むわよ!』


 へいへい。みんなの意見を聞いてみるか。じゃぁまたな。


 チビ神との話を終わりにして、どうしようか悩む。恐らく俺が行くと言えば、みんなが拒否する事は無いだろうけど、安全を保てるのであれば……という条件をクリアできればだけどね。今考えても解決しない内容なので、夕食の時にでも話をするか。


 夕食が終わり、皆にチビ神との会話の内容を全部話す。


「……っていう感じだけど、どうしよっか? 誰か意見あるかな?」


 ピーチが手を上げて質問してきた。


「ご主人様は、どうしたいと考えているんですか?」


「そこ気になるよね。俺的には完全攻略までは考えていないけど、Sランクの魔石は魅力的だと思うんだよね。現状レッドドラゴンの魔石以外で安定供給が無いからね。でもさ、攻略した神のダンジョンって、一番攻略しやすいって話なんだよな。どうなんだろうな?」


「はいは~い。シェリル思ったんだけど、神のダンジョンって各国の中心にあって、国が管理してレベル上げに使ってたんだよね? レベル上げに使われているって事は、ある程度までは攻略できてるって事じゃないかな?」


「それもそうか! レベル上げに使われてるくらいだから、途中まで潜るのは問題ないか? という事だけどみんなどう?」


「シュウ君が危険を感じたら、引き返すという事でいいんじゃないかな? 1人で考えないで、みんなに相談してくれるだろうしね」


 ミリーの発言にみんなが頷いている。


「今回は行ってみようか。どっちのダンジョンに行ってみる?」


 多数決をとると、帝国の神のダンジョンに行く事が決まった。


「今回もシルキーとブラウニーを連れていこうか。置いてくと絶対に拗ねるからな。で、俺らが守り切れなくなる前に、戻る事にしよう。ある一定の基準もつくるか」


 その後に話し合いが行われ、1週間後に出発することが決定した。

読んでくださり、ありがとうございます。

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