633話 チビ神からの情報
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時間が空いた時に、マップ先生で高レベルの敵になりえる奴を探してみた。前回と変わらず、ドラゴンとエルダートレントは元気にやっているようだ。
こいつらの下がLv五〇〇台が四匹、Lv四〇〇台が十匹と、まぁまぁな数の強い魔物がいる。多分Lv三〇〇くらいまでが、Sランクと呼ばれる魔物だと思われる。何か予想より多い気がするな。Lv三〇〇台が十八匹いるので、全部で三十ニ匹いるのだ。
思ったより数が多かったが、おそらく俺らが遭遇したフェンリルみたいに、自分のテリトリーから出てこないのであれば、遭遇する事は無いって事だろう。念のためマークはしておこう。
人間の方は、世捨て人みたいなレベル九九九以外の規格外の注意人物は、王国に一人、聖国にニ人、帝国に一人で、三大国の間に一人ずついた。レベルは七〇〇台が一人、六〇〇台がニ人、五〇〇台が四人という形だ。
おそらくこいつらが、トリプルかダブルの規格外だろう。ただのシングルなら、三〇〇台の制限を解除している人間だろうから、そういうメンバーであれば、三桁の半ばくらいの数がいるようだ。
シングルって思ったより数がいそうだな。特殊能力のないただのシングルであれば、俺の敵にはなりえないから、油断だけはしないようにしていこう。
今の所影響のありそうな奴はいないので、マークだけしておけばいいかな。
本当ならレベル六〇〇の制限解除を、したいところなんだけど……方法が分からないから、しょうがないよな。今後、何するか考えないとな。
『なら、神のダンジョンにでも行ってみたら?』
おぅおぅ、ナチュラルに俺の思考を読んで、会話に入ってくるなよ。
『それは今更ね。で、神のダンジョンでも攻略してみたら? 私もあのダンジョンの中を、自由に見れないからどうなってるか、気になるのよね。何せ創造神様が作ったから、概要もよく分からないのよ』
またそうやって、危険な場所に俺を誘導しやがって……誰かが死んだらどうすんだよ。
『多分だけど、王国の神のダンジョンは、そこまで難易度は髙くないと思うわよ』
そう思う根拠は?
『王国の奴隷兵って呼んでたやつらが、レベル上げに使ってたよね? あのレベルの奴隷兵でも、ある程度潜る事が可能って事よ』
そういわれれば、今にすればあいつらはそこまで強いわけじゃないよな。って事は、少なくともあいつらがレベル上げをしていた階層までは、問題ないってことか?
『そういう意味では、聖国の神のダンジョンも、余り変わらないと思うわ。多分だけど、聖国のダンジョンは、多分アンデッドの階層があるわよ。光魔法の得意な人間のレベルが高いから、そういう事なんだと思うわ』
あの聖国の方は、そういうのもあって、宗教的な感じが強くなってるのか? 他にもアンデッドのエリアとかが、多いみたいだし必然だったとか?
『私にその辺はわからないけど、要因の一つかもしれないわね。で、どうするの?』
みんなに相談してからだな。俺の一存で決める事はできないしな。
『男なら、即断即決しなさいよ!』
あ~そういうもんか? 分かった。行かない。
『ちょっ! 何でその流れで、行かない方向になるのよ!』
だって危険があるのに、俺の一存で行くなんて決めれないし、今決めろって言ったから、行かない事にしたけど何か悪いのか?
『……わかったわ。相談して決めてよ、できれば一つくらいは攻略してもらいたいと、思ってるのよ』
あれ? 北のよくわからない所で撃ち落とした、空飛んでるあれって、一応神のダンジョンとか言ってなかったっけ?
『あれは違うわよ。神のダンジョンではあるんだけど、ダンジョンじゃないからね』
ん? 謎かけか?
『違うわよ。あれを見てダンジョンって思えるかしら?』
あれはダンジョンじゃないな、って思った気がするな。
『ダンジョンというのは、あなた風に言うなら、魔王城や魔物の蔓延る塔だったり、洞窟タイプを潜っていく感じのが、本来ダンジョンって呼ばれるのよ。あなたの街をエリア掌握して、DPを荒稼ぎしている亜種的なダンジョンじゃなくて、本物のダンジョンよ!』
こいつ、本当に俺のエリア掌握の仕方について、こだわるよな。それが無くても、俺なら何とかしたけどな!
『えらく強く出たわね。でもね、今のあなたを見ると、何でもできてしまいそうな雰囲気があるから、強く否定も出来ないわ。召喚された中で一番型破りだけど、その分強くなってるわね。
でもね、ダンマスの世界では、まだまだ上位に食い込んだところらだと、思った方がいいわ。あなたのエリア掌握も破格のDPを稼いでいるけど、他の世界では規格外がごろごろしている世界もあるのよ。規格外が増えたのは、自分の所為だっていう所もあるけどね』
一番強くなったと己惚れる事は無いけど、まだまだ上にはたくさんいるのか。ダンジョンバトルをしてみたいものだ。
『上位陣は、稼ぎの九割位をダンジョンバトルで稼いでるからね。そのうち戦えると思うわよ。そのダンマスたちも、あなたみたいに複数のダンジョンを持って、日夜バトルして遊んでるから、攻めるのも守るのも上手いわよ。あなたでも足元をすくわれると思うわ!』
そりゃさらに楽しみだ。しばらくは上位陣を相手にしないで、バザールにダンジョンバトルをさせて、有用なスキルをゲットしてもらわないとな。
『そういえばあなた、DP錬金できたわよね? するつもりはないの?』
DP錬金ってなんだ? DPを無限に増やす的な話か?
『そうね。簡単に言えばダンジョンからとれる、価値の高い鉱石や宝石をDPに還元したりとか、ジュエルクラブを育てて、ドロップ品をDPに変えたりとかね。
こんな初歩的なのは、あんたなら思いつくからいっても問題ないけど、そもそもDP還元のスキル使ってないのは何で?』
え? だってDPこれ以上必要なくね? 大量にあっても意味ないから、わざわざDP稼ぐ必要ないと思ってな。
『一つ助言しておくわ。DPはあるだけ恩恵があるわよ』
マジか!?!?
『マジマジ、だからDP錬金をすすめてみたんだけど、やらないの?』
お前の言いたいことが何となくわかった。俺にアダマンタイト製の武器を作れ、って言ってるんだな? それをDPに還元すれば、見た事も無い桁のDPになったからな。暇な時にやるわ。
『あ、ちなみに還元された武器は、アイテムリストに並ぶことがあるから、注意した方がいいわよ。何も付与されてなくてもかなりの値段だけど、付与をすればとびぬける位高いからね』
その情報は助かるわ。俺の陣営に不利になる装備は控えるのがいいってことか。ちょっくらDPでも、貯めてみるかな。ちなみに俺のリストにも、還元された武器って表示されてるのか?
『あなたは……まだね、ダンマスとしてのレベルが、もう少し上がれば、DPで掘り出し物っていう項目が増えるから、そこに並ぶ可能性があるわ』
わかった。バザール君に頑張らせよう! 貴重な情報感謝する!
『自分でダンジョンバトルの指揮をとらないのって、あなたくらいよね』
チビ神がフェードアウトして行く時に、何か言い残していったが、よく聞こえなかった。
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