460話 魔物の種類が決定
エイプリルフールですが嘘はつきません。
どのくらいの大きさのダンジョンを作るべきかな? 防衛力として考えると、ある程度の大きさがないとな。大きければ、それだけで時間が稼げるからな。十三階層ずつにしようかな? 一から十三階が上層、十四から二十六階が中層、二十七から三十九が下層、四十階が深層。
城型だから、一番下なのに上層になるのか? 何たる矛盾だ。
城型だからやっぱり亜人系を中心に配置するのがいいかな? 登ってくタイプだから落とし穴が、時間稼ぎや分断として有効活用できるかな?
同じ場所で何回も発動してたらいずれバレるから、二から四回くらい発動すると、他の場所にランダムで沸きなおすようにできれば……階層に付与する形で、DPを多めに支払えば問題なさそうだな。
亜人中心とはいえ、ゴーレム系も配置するから、ウッドゴーレムやロックゴーレムあたりも配置する予定だから、森っぽい階層を作って、ゴーレム以外にも昆虫系の魔物も配置するか。
あちこちに思考が飛んでるな……やらなきゃいけない事に、優先順位をつけて潰していくか。しなきゃいけない事を羅列して、順位をつけるか。
ダンジョンの大きさ決めかな? 四十階にする予定だけど天井の高さとか、階層のタイプなんかも決めないといけないからな。
他には、トラップの種類、魔物の種類。あれ? 思ったよりする事って少ない? よくよく考えてみると、ダンジョンの形や通路、部屋を決めて罠を配置して魔物を配置すれば、基本的なダンジョンは完成するんだよな。そう考えるとダンジョンの構成が、一番時間がかかるのか。
ダンジョンの構成をしっかりと考えて行こう!
大きさ、階層のタイプ。各階層の部屋の割り振り、通路の配置……罠の設置、とりあえずは、この位かな? 思いついたら追加していこう。
大きさを決めて行かないとな。ボス部屋は大きく作りたいな。地竜とかレッドドラゴン程はいらないけど、配置する魔物が苦痛のない程度には広くして、得意なエリアにしてやりたい。偏見かもしれないけど、レッドドラゴンなら溶岩の流れる灼熱の地獄? みたいな感じにさ。
一フロア丸々使えるわけだから、広さはそれで問題ないよな。問題は部屋の髙さか。配置する魔物は、単体で強いのにするか、複数にするか……階層の大まかな魔物のランクを決めるか!
一から十三階がGからCランク、十四から二十六階がFからBランク、二十七から三十九がEからAランク、深層がSランク。
今までのダンジョンのラスボスは、どこもSランク相当の実力があったはずだよな? という事でこういう構成にしてみた。さすがにAランク上位が呼び出せないと、ダンバトとかしないだろ?
亜人でGランクって言うとゴブリンか? 確かゴブリンキングがCランクだから、それを十三階に配置して、上位の強化種や上位種で固めて、ボス戦にすればいいかな?
一階、通常のゴブリン
二・三階、ゴブリンの強化種とゴブリン
四・五階、ゴブリンの強化種
六・七階、ゴブリンジェネラルとゴブリンの強化種
八・九階、ゴブリンジェネラル
十・十一階、ゴブリンジェネラルの強化種とゴブリンジェネラル
十二階、ゴブリンジェネラルの強化種
十三階、ボス部屋でゴブリンキングとゴブリンジェネラルの強化種
配置はこんなもんかな? 奇数階はゴブリンたちのフィールドである森林地帯にして、昆虫系やゴーレム系の魔物も少し配置しておくか。木があるから、ある程度高くないといけないよな。十五メートル位あれば問題ないかな。洞窟は三メートル位あれば十分だろう。
次は、Fランクの亜人の魔物か……コボルトがいた! これもゴブリンと同じように配置するか。
十四階、通常のコボルト
十五・十六階、コボルトの強化種とコボルト
十七・十八階、コボルトの強化種
十九・二十階、コボルトジェネラルとコボルトの強化種
二十一・二十二階、コボルトジェネラル
二十三・二十四階、コボルトジェネラルの強化種とコボルトジェネラル
二十五階、コボルトジェネラルの強化種
二十六階、コボルトキングとコボルトジェネラルの強化種
ってところかな。今度もコボルトの得意なフィールドの森林地帯を、偶数階に設置してそこの昆虫系とゴーレム系を配置かな?
最後は、Eランクか。オークしかいねえ気がするんだが……さすがに弱すぎるか? Dランクなら、オーガがいるんだよな。オーガジェネラルがBランクで強化種がAランクで、キングがAランク上位って感じっぽいな。
オークよりこっちの方がいいよな。汁男ダンジョンはかなり臭いからな。この前のダンバトの時に、ゴブリンを召喚して気付いたんだけど、召喚したばかりのときは臭くないんだよね。
しばらくたって会いに行っても、臭くなかったんだ。だけどオークは何せ体臭が臭いから、召喚してからドンドン臭くなっていくんだよね。あまりに臭かったから、処分したくらいだ。
コボルトは、獣臭がするけど水場が近くにあれば、自分たちで水浴びするくらいには、綺麗好きだった。
さてさて、上層の魔物がオーガに決まったから配置をっと、
二十七階、普通のオーガ
二十八・二十九階、オーガの強化種とオーガ
三十・三十一階、オーガの強化種
三十二・三十三階、オーガジェネラルとオーガの強化種
三十四・三十五階、オーガジェネラル
三十六・三十七階、オーガジェネラルの強化種とオーガジェネラル
三十八階、オーガジェネラルの強化種
三十九階、オーガキングとオーガジェネラルの強化種
森林地帯は奇数階に設定して、森林地帯にはお肉として食卓に貢献している、ポイズンセンチピートやイビルスパイダーにマザースネークも、数体配置しておこう。そうすれば、数を減らしてくれるだろう。
他にも、特別召喚した個体に、スキルを付与して解き放ってみようかな? 能力向上を覚えさせてLv十にした方が、圧倒的にコストがいいし強いので使いやすいのだ。
さてさて四十階のボスは、何にしようかな? 亜人でSランクの奴なんかいないけど、どうするべきか?
オーガキングを複数召喚して、能力向上や他のスキルを覚えさせて、疑似Sランクみたいにすればいいかな?
同じ魔物の系統で統一したから、魔物の種類には気を使わなくてよかったのが、一番デカいな。後はこいつらに合わせて、内装を決めて行けばいいか。
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