374話 勇者たちダンジョンに放り込まれる
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ただ今の時刻、この世界の人であれば、すでに眠りについている時間帯、ニ十ニ時位だ。
三十分ほど前に目を覚まし、食事をとった。食事の最中にリンドから、神様からもらった神具のグレイプニルの事を聞かれ、ニヶ月前のことでもらっていたの忘れていたのに気付く。
これを使えば圧倒的有利になると思うんだけど、せっかく妻たちが作ってくれた罠ダンジョンの試運転もさせたいし、せっかく作った人造ゴーレムたちも使ってやりたいので、こいつらが不利にならない限りは、介入するのは無しという話になった。
「やっぱり、この世界の人間じゃないから、この三人の勇者は寝るのが遅いね」
「ご主人様もそういう意味では人の事言えないですよ、特に一緒に寝る日は」
「そういう発言や頬を染めるな! 下の娘たちに悪影響でしょうが!」
何とも言えない空気が流れた、咳払いをして空気を頑張って散らしてみる。
「んっん゛!! こいつらって何時に寝るんだろうな? ステータスを考えると起きている時に落としても、対処される可能性が高いからな。そうさせないために色々作戦は練っているけど、逃げられる可能性は可能な限り避けたいから、のんびり待とうか」
少し暇になったので、ハクを胡坐の中においてブラッシングを始めると、クロとギンがしれっと俺の両側を陣取っていて、その上にはコウとソウが当たり前の顔をして乗っていた。
これはハクの後に俺たちもブラッシングをしろってことだろうな。言われなくてもするつもりだったけど、こうやって催促されると気持ちが萎えるぞ。
ニ時間ほどかけて五匹のブッシングが終わった。俺の後ろでは、ミリーも同じように従魔たちのブッシングを行っていた。
ブラッシングが終わり、〇時を過ぎ日付が変わった頃、やっと三人の勇者たちが動きを止めて、ベッドがあると思われる場所に戻って行った。まずは奴らの下までダンマスの能力で穴を掘って、ウォータースライダーのために呼んでおいた水精霊に準備をしてもらう。一人ずつ送り出す予定なので俺も準備を開始する。
まずは部屋の下まで掘ったダンジョンを破棄してクリエイトゴーレムで部屋に干渉していくピーチには防音結界を部屋にかけてもらい、一人目の勇者をダンジョンへ案内する。
水精霊に水を流してもらってから、クリエイトゴーレムでウォータースライダーの中に放り込む。動かされた時に目が覚めたようだが、何もできないままダンジョンへ招待されている。他の勇者たちも抵抗されることなくダンジョンへ招待した。
ここからはダンジョンの中を監視して、どういう風に動くかを観察しよう。
『お前たちも来たのか? これって女神が言ってたダンジョンマスターとやらの襲撃って事か? あのクソガキ暗殺に失敗しやがったのか! せっかく即効性の高い致死毒のナイフを持たせてやったのに、つかえん』
『本当だな、せっかく俺たちが面倒見てやったっていうのに恩知らずなガキだ。直接襲って来たなら俺たちが倒してやれば、この世界で英雄になれるんだから手柄が転がってきたと思おうぜ。女神たちも俺たちなら負ける事は無いって言ってたしな』
『向こうでも強かった俺たちが、この世界に来てステータスとスキルの恩恵を受けたんだから、負けるわけないだろ。それにこの国に武器防具まで準備してもらってるんだから、余裕っしょ』
三人の勇者、顔の作りからして韓国系の人間だろうか? 勝手に魔法かけて、俺を暗殺させようとしていたのになんて言いぐさだ。三人は話しながらも収納の腕輪と思われるものから、装備を取り出して身につけている。
それにしても元の世界でも強かった? って事は武芸者だったりするのか? ステータスでも勝ててないのに戦闘経験も負けてるなら、前にでなくてよかったわ。
『準備終わったな。帝国にあるダンジョンには何回か入ったけど、あそことはだいぶ感じが違うんだな。ダンジョンには罠などが仕掛けられていて、魔物も多いんだったよな? 魔物に対しては俺たちが負けるわけがないから、注意するのは罠ってことだな。俺はそこらへん苦手だから任せていいか?』
『わかったよ、俺が斥候務めてやるから他の警戒とか頼むぜ』
三人は役割分担をしてダンジョンを進み始めた。装備を見ると、シーフ・タンク・ヒーラー兼アタッカーみたいな感じだな。バランスはよさそうだけど、今回は普通のダンジョンじゃないから、タンクは人造ゴーレムまで出番無いけどな。
斥候の能力とヒーラーの能力が、このダンジョンを生き抜くための重要な部分だろう、せいぜい頑張ってダンジョンの性能評価に付き合ってもらおう。
今回のダンジョンは全五階層で構成されている。
一層目は、個別に発動する通常の罠が散りばめられている。
ニ層目は、一層目の罠に追加で範囲に毒をまき散らす罠が増える。
三層目は、一層目の通常の罠とフロア全体に効果の低い毒が散布されている。
四層目は、三層目に範囲に毒をまき散らす罠が増える。
五層目は、ボスフロアで毒散布の罠がたくさん仕掛けられていて、かなり短い時間で罠が復活する、極悪のフロアになっている。ボスはもちろん、人造ゴーレム六体だ。
人造ゴーレムが壊されるなら介入する可能性があるので、地球製の防毒マスクを人数分召喚している。効果がないと困るので実験して効果があったので量産している。
今回散布しているのは呼吸することによって、肺で吸収するタイプの毒という事だろう。皮膚から吸収するタイプの毒はダンジョンでは、液体系の物に限るらしい。
勇者のシーフは優秀なようで、的確に罠を回避したり、事前に発動させて安全に回避している。
「こいつ、何でこんなに的確に罠を発見して回避や発動させられるんだ? 少なくとも俺より遅く召喚されているはずなのに」
『しょうがないわね、私が教えt『ちょっと出てこないでくれますか?』……相変わらずね! でも私はめげない! 馬鹿女神たちが召喚した際に付与したユニークスキルのせいなのよ。
シーフには斥候特化のユニークスキル、タンクには盾特化のユニークスキル、後衛には魔法特化のユニークスキルが付与されているわ。
本来なら教えちゃいけないんだけど、向こうが違反してるから禁止事項に引っかからないから特別よ。あ、どんなにダンマスのスキルで調べても、【????】としか出ないから探るだけ無駄よ』
もしかして、勇者を殺したメンバーに【????】がついてるのって、勇者から奪ったってことか? ダンマスに関係してるからか?
『別にダンマスは関係ないわよ。以前召喚されたすぐの時にカエデと話してる中に、ダンジョンを壊しすぎる勇者はシングル以上の冒険者が、派遣されてってくだりあったでしょ? あの冒険者たちもスキル継承してるわよ!』
へ~そうなんだ……ってちょっと待て! カエデとの話を覚えているってことは、あの時からちょくちょく盗み見とか盗み聞きしてたんか!
『ギクッ! そ、そんなこと、ないわよ?』
まぁいい、今は勇者共に集中しよう。後は、改めて勇者たちのスキルを誰に引き継がせるか考えるか?
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