表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

278/2519

278話 アンデッドはどこ?

アクセスありがとうございます。

 俺達は結界の実験をしていた。どうやら以前、四大精霊達に使ってもらっていた結界とは違う系統のスキルになるようだ。四大精霊の方は魔法に近い結界で、宝珠で覚えたユニークスキルの結界は本当にスキル! っていう感じだった。


 意味わからないとか言わないでくれ、そう表現するのが一番正しいと思うんだよ。四大精霊の結界は自分の得意属性を乗せて効果を増強していたのに対して、ユニークスキルの結界は特定の物から守るという感じなのだ。


 結構ザックリとした設定でもいいのだが、魔法と物理攻撃を同時に弾く結界はできないのだ。それに物理の結界を張ると物理攻撃と判断されなければ通過してしまうという謎仕様なのだ。


 なので結界内に入られてから攻撃されたら防ぐことができない。物理の結界は体に近い位置で張る必要がある。他にも発動の点を中心に球でしか結界を張れないようなのだ。他にもいろいろ制限があると思うが、今の段階で判明したのはこの程度だ。


 基本的に魔法は魔導具が作れれば再現できるが、スキルっぽいこの結界は再現できるのだろうか? アリスとライムに期待しよう。一応四大精霊とシルクちゃんにツィード君にも覚えてもらっている。


 クリエイトゴーレムでは、練熟度のせいか俺と妻たちのゴーレムの精度が大分違っていた。イメージの部分もあるようで、魔法をいつも使っている妻たちの方が、前衛や中衛妻たちより精度がよかった。俺の作るゴーレムの性能が一〇〇だとすると、魔法組の妻たちが六十、それ以外の妻たちが五十位の性能だった。


 これから使い方を教えていけばいいだろう、使っていけばそのうち俺と同じになるだろう。まぁ俺も教えれる事なんて多くないから、練習してもらう事が一番かもしれないけどな。


 そういえば、アンデッドの情報が気になっていたんだった。妻たちに聞いてみたがやはり知っている人はいなかった。ミリーがもしかしたら知っているかと思ったが、残念ながらいる事は知っていたがどこら辺に出るかまでは知らなかった。それもそのはず、ミリーはただの受付嬢だからね。


 リンドもヴローツマインができてから外に出る事はほとんどなかったらしく知らなかった。後、ディストピアで知ってそうなのは、元シングル冒険者の女三獣人なら何か情報を持ってるかもしれないので、聞くだけ聞いてみよう。


 そういえば、あの三人はディストピアで今何をしているのだろう? 特に期限を設けてはいないけど、好きなことをしてもいいように言っておいたから、そのうち何かしらすると思うけどな。さてどこにいるんだろうな? そもそも男の俺が会いに行っても大丈夫だろうか?


「お! いたいた、俺が声かけても大丈夫だと思うか?」


「ん~分かんないの! もし話しかけてダメそうだったらシェリル達に任せるの!」


「それもそうだな……久しぶりだけど、三人とも調子はどうだい?」


 声をかけると少し体をこわばらせる仕草を見せるが、俺だと分かると近くに駆け寄ってきた。そういえば名前聞いてなかったな。


「あの時は本当にありがとうございました。今までお礼をできずに本当にすいませんでした」


 三人が揃って頭を下げてきた。下げた頭の上で、猫、ウサギ、狼の耳がピコピコしていた。


「気にしないでいいよ。そのうち罠にはめた奴らを血祭りにあげるからもし立ち合いたかったら声をかけてくれ。触れたくもなかったら今の話は忘れてくれ。で、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、アンデッドの魔物がいるところに心当たりがないかちょっと聞きたくてね。誰か知らないかな?」


「あ! 私、聞いたことありますよ! どこにあるかまではわかりませんが、バリス聖国のどこかにアンデッドのすむ場所があるって聞いたことがあります。私たちは獣人なのであの国には近づかないようにしていましたので詳細までは」


「またあの国か、一応教皇とっちめて獣人やエルフ・ドワーフに不当なことをしないようにキツイお灸を添えたから、聖都に近い街では獣人達の奴隷はほとんどいなかったけど、外側に行くと多かったから片っ端から解放してきたけどな。


 どんだけ処分したか覚えてないな。まだ聖国の人間って誰か捕らえてたっけな? いなくても、ヴローツマインの鉱山に送り込んだ犯罪者共に聞いてみればいいか。情報ありがとね! 何かあったら妻たちか街の中心の建物の中の人間に伝言頼めば伝わるから」


 また三獣娘達に頭を下げられたが、俺の気のせいでなければ昔の妻たちみたいな尊敬というか、近くの三幼女に羨ましそうな眼差しを向けていた気がするんだよな。妻たちの時は気のせいだと思って流してきたけど、今気にしてもしょうがないか。


 アンデッドの情報を手に入れないとな、そういえばエルダーリッチってAランクかな? Sランクかな? その上位のノーライフキングはSかSSってことか? あれ? 召喚できる気がしないんだけど! 隷属魔法より死霊魔法の方がよかったか?


『死霊魔法は人気高いから、さすがに隷属魔法と入れ替えて覚えさせることは無理だったわよ』


 あ、そうなの? 死霊魔法なら相手が死んでればなんとでもなるから、隷属魔法よりは使いやすいって事かな? まぁ過ぎた話は気にしてもしょうがないな。もしエルダーリッチが出てくれば瀕死にして、隷属魔法で使役すればいいか。


 じゃぁ、久々にヴローツマインにでも行くか。同行するのは、妻たちに自由に決めさせればいいか。向こうに行くのも長くて一日ニ日ってところだしな。


 三幼女に伝言を頼んで、一緒に行くメンバーは自由に決めてもらう事にした。準備してもらっている間に学校に顔を出して授業風景を眺めて、グリエルとガリアの顔を見に行った。ニ人とも俺の無茶ぶりに応えてくれて、周りと協力して予想以上の成果を上げてくれているので感謝だな。


 何か褒美がほしいか聞いても、今の状況が褒美だからと受け取らないので、今日はDPで取り出した超高級日本酒で、お酒の価値として一番高いとされている日本酒を一本ずつ持たせた。セットで和牛の赤身の美味しい短角牛のブロックをセットで渡している。


 渡したお酒は日光の地酒で、マイナス五度に保たれた冷凍コンテナで15年間も寝かせた熟成日本酒だ。追記されていたテキストでは、年間に五本しか出回らない超限定の日本酒だそうだ。そんなものが五十DPで召喚できるのだからこの世界間違ってると言わざるを得ない。


 一応、ニ人に渡す前にシルキーや商会の酒好きに味見をさせて、美味しいと評価をもらっているので、この世界でも美味しいお酒なのは間違いないだろう。贅沢に飲んでもらいたいところだな。


 準備が終わったと連絡が入ったので家に戻ると、今日は年中組の全員が準備し終わっていた。今回は年中組のみんなみたいだな。道中何をしようかな? 新作のアニメの映画でもみようかな、この前見てたら俺の好きなアニメの最新作のブルーレイが出てたからな、楽しみだ。

読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ