表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

274/2519

274話 ダンジョン準備中

アクセスありがとうございます。

 俺は妻たちに若干冷たい目で見られながら、興奮してい……るわけねえだろうが!


 製作期間が二週間しかないが、ダンジョンを掘るDPを節約するために土魔法の得意なドワーフも動員してダンジョンを掘った。簡単な設計図を作って、だいたいそれ通りにダンジョンを掘りその後に掌握した。


 結構節約になったがダンマスのスキルで掘った際のDPを確認していなかったので、どれだけ節約になったかは分からない。まぁ予定しているDPは、余裕で余っているので問題ないだろう。


 次に四大精霊と手分けして、DPでトラップを設置していく、色んな種類を思いつくままに適当に配置していく。俺はそのトラップを元にクリエイトゴーレムで補強していく。トラップはダンジョンの一部と認識されているので、クリエイトゴーレムで干渉できないのだ。


 ここで補強したトラップの例をあげていこう。


 落とし穴のトラップは、踏み込んだものを穴の底に落とすトラップだ。これに対し落とし穴【剣山】は落ちた穴の底に針が沢山あるタイプだが、これを作ると致死トラップなのでベラボーにDPがかかるのだ。そこでクリエイトゴーレムで補強するとあら不思議、DPがほとんどかからないで完成する。


 落とし穴の板の部分には床と同じ素材を薄くクリエイトゴーレムで貼り付け、動くものが三個以上板の上に来たら、接着部分を解除する形にするとあら不思議! 落とし穴が侵略してくる魔物を三匹以上殺すトラップに豹変、底にクリエイトゴーレムで剣山トラップを作った。


 他にも床と見た目が一緒のボタンを踏むと明かりがついたり消えたりするトラップを、クリエイトゴーレムで作った超重量級の天井が落下してくるように連動させて、時間がたつとゆっくりと元の位置に戻るように魔核を設定する。


 中にはネタトラップの定番も用意している。ボタンを押すと天井が開いて砂利が少し落ちてくる、という嫌がらせの為のトラップに、油を詰め込んで通る敵を油まみれにするという本当に嫌がらせなだけだ。


 坂道があるわけでもなくただ油まみれになるだけなのだ。ただこれが冒険者なら油をぬぐうなりして油をどうにかするが、魔物ではそういったことは無いだろう。その後近くに火のトラップ等の用意してただの嫌がらせが致死トラップにしているけどな!


 一見人も殺さないようなトラップに手をかけて凶悪に変えていく。DPは安いのに中には条件付けが厳しくて設置しにくい致死性トラップもあり、それもどんどん設置していく。


 鋼線トラップ、このトラップが設置されている通路の内側五メートルの範囲に侵入すると、アダマンタイト繊維のトラップが表れて通る敵が細切れになる。


 このトラップを設置するには設置した通路以外に、十通り以上回避する道がある場所にしか設置できない。俺はこれを設置するために網目状のダンジョンを作ったのだ。網目という事は無数にたどり着く方法があるってことだからな。


 他にも多数のトラップを補強していく。


 さてさて次は攻めに使うヘビーグリズリーの召喚だ。一応十匹限定で召喚だ。もとのLvが高いAランクの魔物なのでLvをあげずに、宝珠を使ってがっつりとスキルLvを十まで上げる。もうこれだけでもいいんじゃね? って思ったけど、爪にしっかりとコーティングしておく。


 他には大空洞用にワイルドウルフを一〇〇匹程召喚しておく。Lv五十を上げるのにワイルドウルフは、一六五万以上のDPが必要になってくる。


 これをしてしまうと五十匹もLv五十上げてしまえば決められたDPを消費しきってしまうので、Lv五十上げるより効果の高い能力向上の宝珠に五〇〇〇DP、Lv十にするのに二七〇〇〇で三二〇〇〇もあれば問題ないのだ。


 後三〇〇近くは召喚できるので、ちょうど作った分の大空洞は一〇〇匹平均で配置できそうだ。それにしても対戦相手も、相当DPかけて作ったんだろうな。俺にしたら大した事がないDPなんだけどな。


 ここまで約十日、正確にはダンジョンを魔法で掘るのに七日、トラップの補強と魔物の召喚その他に三日かかったのだ。


 もう準備終わっちまったな。二週間もかからなかったか、でも俺と妻たちだけでダンジョン掘ってたら時間足りなかったな。


 ドワーフは長生きしてるだけ土魔法を工夫して効率よく使うのだ。俺らも上手く使ってるつもりだったのに、年の功には勝てんって言ったらリンドに殴られた。お前さん魔法あんま得意じゃないのに何で殴ったし。


 DPもあまり残っていないのでする事は無いと思っていたが、発想の柔らかいネルの『魔物のLvってDPで五十以上あげちゃいけないだけだよね?』の一言を聞いて、全員顔を見合わせた。慌てて今回作ったダンジョンの近くに、今回の魔物のLv上げダンジョンを作った。


 確かにDPであげられるのはLv五十までって事は、DPで上げなければいいだけだったんだよな。気付かなかったことは悔しいけど、ネルが気付いてくれてよかった。多分Lv上げなくても負ける事は無いと思っていたが、Lvをあげれるのであれば確率が変わってくるな。


 トラップを見直している時に気付いたことがあった。いくらAランクのヘビーベアーと言ってもトラップで死ぬ可能性があるのだ、なので漢探知というか使い捨てになる魔物のゴブリンを、余っているDPで大量に召喚してある程度Lvを上げておいた。


 他にも細かいところの修正をしつつ、準備期間の残り四日を若干慌ただしく過ごすことになった。


 ダンジョンバトル当日になる。あれ? そういえば繋げて攻めあうとか聞いたけど、何処がどうやってつながるんだ? 入口同士? それとも第三の空間につながるとか? どうやって始まるんだろうな?

読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ