表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2500/2519

2500話 色々心配だが攻略も進めたい

アクセスありがとうございます。

 朝起きると、寝る時と同じ体勢で子どもたちが寝ていた。


 シンラたちには一応子ども部屋を用意していたが、一緒に寝てほしいということで俺も子ども部屋で眠ったのだ。3人が俺の腕を枕にして、いつものようにシンラを真ん中にして寝たのだ。


 環境が変わったせいなのだろうか、普段はあまりおねしょをしなくなったのだが、今日は3人ともしていたんだよな。精神的な負担が大きいんだろう。


 いつものように元気はあるように見えるのだが、いつもとやっぱり違うんだよな。


 食事を食べ始めた3人を見守りながら、ブラウニーと相談する。シンラたちが落ち着くまで一緒にいることは決定しているのだが、その間の運動や勉強をどうするかということだ。


 体は動かさないと、シンラたちに良くないだろうとのことで、新しく運動できる場所を準備することにした。ただ、必要なDPが足りなかったので、シンラたちがお昼寝をしたらサクッと稼いで来ようと思っている。


 お昼頃には、S級スケルトンが生まれるので、こいつを使って偵察をする予定だ。敵次第だが、連携をとって倒してDPを回収しないとな。


 食事も終わり、お昼まで何をするか? と聞いてみたら、勉強! といったので、俺が妻たちの代わりに勉強を教えることにした。この子たちが学んでいるところくらいは、俺でも問題なく教えられるからな。


 3人とも意欲的に勉強はしているが、ブラウニーたちから見ると、いつもと違うようなのだ。


 本人たちも自覚できていない何かがありそうだな……


 そろそろ休憩を入れますかね。


 休憩時間になると、シンラたちは俺の近くで水分補給をしたり、ちょっとしたお菓子なんかを食べている。おそらく無意識なんだと思う。寂しさを紛らわすためなのかは分からないが、少しずつ俺の近くに来ているから不思議だ。


 こういう姿を見ると、本当に今回このゲームに巻き込んでくれたやつらは、全員ぶっ殺したくなるわ。


 俺は近くに来たシンラたちの頭を順番で撫でている。3人とも目を細めて、昔のミーシャたちみたいな感じだな。


 休憩時間は自主的に切り上げ、自分たちから勉強を再開していた。


 子どもたちが何を勉強しているかというと、基本は算数と理科が中心だな。社会に関しては、今から勉強するモノでもないし、この世界の歴史を勉強したところで、大した勝ちもないので、教えるのは社会の中の地理の分野だけかな。後は、一般的な道徳を学んでいるそうだ。


 英語のくくりと同じで、日本語も子どもたちは学んでいる。俺はスキルのおかげですべてを理解できるが、ディストピアの上層部では、日本語で色々まとめるのが一般的になっている。


 簡単に言えば、日本語自体が暗号に近い役割を果たすので、多少みられたところで何の問題も無いからと便利に使われている。大人たちは、宝珠で日本語を覚えているので、苦労していないんだけどな。


 まぁ、地球の言語ならどこでもよかったと思うが、俺が日本人だから俺が慣れ親しんだ日本語を使うのが、一般的になっているんだとか。


 今日の昼食は大きな鉄板を使って、鉄板焼きをする話になっているので、食堂では今頃準備をしているんだろうな。鉄板焼きといっても、今日はお肉ではなくお好み焼きと焼きそばだ。


 麵があるならモダン焼きとか広島風お好み焼きでもいいのでは? と思われるのだが個人的な好みとして、焼きそばの麺は焼きそばとして食べたいから、別々に注文している。モダン焼きの方が好きという妻もいるが、それは好みなのでとにかくいうことはない。


 もんじゃ焼きも嫌いではないが、あれば熱すぎるので食べるのに時間がかかるから、最近はあまり食べていないな。チマチマ飲みながら食べるドワーフたちには、意外に人気だったりするけどな。


 昼食を食べ終えると、3人はウトウトし始めた。普段なら元気に遊びだすところだが、今日はそんなこともなくウトウトしている。そのまま3人を子ども部屋へ運び、3人で仲良く寝かせておく。


 普段ならシンラの顔が険しくなるのだが、今日は両側から2人に抱きつかれ、ホッとしているような顔をしている。


 食事後に一度寝れば、起こされない限りは1時間以上はお昼寝をするはずだ。


 俺はこの時間を使って、DPを回収しないといけない。近くには子どもたちが安心できるように、ブラウニーたちにも待機してもらい、スライムたちも一緒に寝てもらっている。


 コアルームへ入って、S級スケルトンの卵が完成していることを確認し、生み出してからまた新しくアンデッドの卵を作り出す。


 装備は……アダマンコーティングで勘弁してくれ、武器は俺と同じでアダマンタイトの棒で行こう。


 今回は、切れ味があってもあまり変わらないと考え、頑丈さだけが取り柄のアダマンタイトの棒を使うことにしている。単純に鈍器としては優秀だし、折れない曲がらないの代名詞的な金属だからな、使い勝手も悪くない。


 スケルトンたちが発見してくれた罠の確認をしにいく。自分の目でどんな罠があるのかを確認したかったのだ。


 リトルスケルトンを罠のある場所へ移動させると……何に反応したのか分からないが、たくさんの槍が上下左右から生えていた。


 結構な隙間の無さだけど、よく生き残ったリトルスケルトンがいたもんだな……ちょうど隙間にはまったり、発動していない間に渡り切ったりしたのかな?


 これを通りぬけるのは、そう難しくないだろう。土魔法を使ってこの通路を俺が通れるサイズの通路にまで、ガッチガチに固めてそこを通る形で解決する。壊す方法も考えたが、ダンジョンと同じ仕組みなはずなので、ここで壊してもすぐに治ってしまうだろう。


 そうなればまた壊す必要があるので、土を詰め込み槍自体が出てこれないようにした。


 この先には、範囲攻撃に強いと思われる魔物がいる。どんな魔物でもいいけど、倒しやすいと助かるな……

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ