表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2495/2519

2495話 ガッテム!

アクセスありがとうございます。

 眩しい光に包まれてから、視界が暗転した。


 俺の腕の中には、状況を理解できておらず、ソワソワ動いている3人の様子が分かる。


 とりあえず、今回の犯人は分かっている。天界のクソ共だ。まず間違いなく間接的に、創造神の爺も関わっているだろう。チビ神たちは、転移能力を使うことができないので、創造神が関わっていることは間違いない。


 それが、直接的なのか間接的なのかは分からんが、絶対に協力しているのは間違いない。


 天界が関わっているのだから、妻たちにはチビ神に連絡しろとは言ったが、答えてくれるかは正直微妙なところだな……


 それより俺だけでなく、周りを巻き込むようなことをしてくれたやつらに、怒りしか覚えねえんだが?


 この子たち以外に近くにいた、従魔たちは大丈夫だろうか? 感覚的に3人の肩に乗っていた、シリウス君とテトとハクの3匹は一緒にいることが分かるが、それ以外は感覚が乱されていて良く分からん。


 暗転が終わると、また眩しい光に包まれ、目が焼けるかと思った。子どもたちは抱きかかえていたおかげか、俺の胸に顔を押し当てている状態なので、光で目をやられることはなかった。


 光が収まり、周囲を確認する。


 ブラウニーが11人……審判をしてくれていたメンバーだな。それにスライムたち。後は、俺の腕の中にいる3人と3匹。


 ブラウニーたちに集まってもらい、シンラたちのことを任せる。スライムたちは、子どもとブラウニーたちを死んでも守れと命令を出す。


 残りのシリウス君、テト、ハク……っと、頭の上にニコもいたな。すまんすまん。


 4匹を集めて、周囲を確認することにした。


 一辺が20メートルくらいあり、高さが3メートルほどの密室だ。シリウス君に水を使って隅々まで調べてもらったが、まったく隙間がなかったとのことだ。魔法を使った感じで、ダンジョンの中みたいだというので、何となく状況は分かった。


 ダンジョンマスターの力を使ってみるが、いつも目に入ってくる有り余っているDPは無く、俺の見間違いでなければ0と書かれている。


 これでは何も召喚できない。


 ただ、創造神が関わっているなら、ここで飢えて死ね! という話ではないはずだ。どんなクソな理由でも、一方的に殺すということはありえない。どんなに不公平だったとしても、逆転は可能になっているのがあいつのやり方だ。


 シンラたちは新しいところに来てテンションが一時あがったが、つまらなくなったのか、スライムたちをベッドにして眠り始めてしまった……


 いや、この状況だったら、寝てもらっていた方がこちらとしては助かるな。状況が分かるまで、何とか寝てもらえればかなり助かる。


 あたりを観察していると、壁の一面に文字が現れた。


 どうやら、神たちの気まぐれで俺たちはゲームに参加させられたらしい。


 俺たち……ダンジョンマスターたちが連れてこられた場所は、俺のマイワールドと同じような所で、全てが地面の中にあり、巨大な球状の迷宮に飛ばされたようだ。


 ランキング上位から、不利になる場所に配置されていき、下位になればなるほど配置される場所は良くなるようだ。初期DPは下位が多く上位は少ない。そしてランキングトップの俺は、0という理不尽さ。


 立地条件が悪くDPもない。俺たちをどうにかしたいって仕組んでるな……だけど、チビ神がニヤニヤしている光景が思い浮かぶので、あいつも悪巧みに関係していそうだ。


 死んだらもちろん終わりなのだが、各ダンジョンマスターにダンジョンコアが配布されて、それを壊されても終わりだそうだ。自分で壊した場合は、ペナルティーで元の世界のDPを全没収の上、今回参加した中でダンジョンマスター以外のモノが全て死ぬ……だとさ。


 DPが全没収だけだと、俺が帰る可能性があるから、子どもたちを巻き込んで帰らせないようにしてやがるな……


 最後に、ダンジョンマスターと一緒に転送されたモノたちは、ダンジョン攻略に参加不可能だが、自分たちのエリアを守ることには使ってもいいとの事らしい。細かい内容は、説明がめんどいのでルールブックを読めだってさ。


 ピンポイントで俺が狙われてるのは、良く分かった。俺を狙った事を絶対に後悔させてやるよ!


 ルールブックに簡単に目を通す。


 DPの稼ぎ方は、コアを設置した後にできる扉の外に出て、ダンジョン内で魔物を狩ると魔物の強さによって、DPの獲得量が変わるようだな。


 ダンジョンマスター1人で攻略するわけではなく、DPで自分の従魔たちを呼び寄せれるらしい。呼び寄せられる従魔がいなければ、魔物の召喚を普通に出来るのだとか。それらを使ってダンジョンを攻略し、自分以外のダンジョンマスターを追放できれば、勝者になるらしい。


 勝者は、1つ願いを叶えてもられると、創造神からの直筆メッセージ……俺はこれを勝ち抜いて、今思いついたお願いを創造神にしてやる。


 DPを使えば、自分たちのエリアを拡大したり、設備を整えたり、防衛機構を作ったりできるから、しっかりと稼ぐようにだってさ。


 呼び寄せられる従魔たちのDPは、ランキング上位になればなるほどコストがかかるようだ。


 俺にどうしても勝たせないようにしているのではないだろうか?


 魔物を倒して得られるDPは、ランキングに関係なく同じなので、俺にも考慮してますよ~って感じだな。得られるDPも少なかったら、本当にシャレにならんからな、助かったともいえる。


 従魔以外の召喚に関しても、特に俺に不利があるような感じはない。これも助かる要素だな。


 やっぱり、呼び寄せるのにDPが高いって言うのは、かなり厳しい条件だな。


 ルールブックの最後に、収納の腕輪やスキルの中にあるモノは、自由に使って問題ない……か。これは勝利に一歩近付いたな。


 俺はブラウニーたちを呼んで、収納スキルのメイドの嗜みにはいっている物を確認する。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ