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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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2479話 俺の体って固いな

アクセスありがとうございます。

 無理のない範囲でシュリが体を押してくれる。痛いけどダメな痛みではなく、気分的に良く伸びているという感じの痛みだ。相撲取りの人とかって、体が硬いと股割りするって聞いたことあるけど、あれって本当なのかね? もし本当なら、ありえない位痛いと思うけどな……


 股割りって言うのは言葉だけであって、無理やり可動域を広くする行為ではないようだ。個人的なイメージで、割るって言っているくらいだから、股関節の可動域を強引に広げて筋や何かを引きちぎるイメージだったので、ヤバい行為だと思ってたんだよな。


 始めは痛いかもしれないけど、怪我をしにくくするために必要な行為だからな。


 確か打撃系の格闘技の多くは、柔軟を重視しているんだっけ? 攻撃のバリエーションが増えるという理由と共に、怪我をしにくくなるという話もあるんだよな。プロレスやボクシングは、体が硬い人もいるんだったっけ?


 そういえば、運動をする時に体を温めてから柔軟をしないと、逆効果だったりもするから、注意が必要だったよな。


 俺って足の可動域や腰回りあたりは柔軟していたけど、肩とかはほとんどしてなかったから、可動域が狭かったりするんだよな……今、結構強引に肩のストレッチをしているけど、自分でもビックリするほど腕が後ろに回らなくてビックリしてるよ。


 両手を後ろで組んで肘を伸ばした状態で、手をお尻から離れるように動かそうとしても、動いて10センチメートルほどが限界だった。


 完全に後ろに手が向くほど柔らかい人はいないと思うが、お尻からほとんど離れないのも珍しいのではないだろうか……無理やり上げようとすると、すぐに肩の筋肉が悲鳴をあげるくらいには方が硬くて驚いている。


 シュリもシュリでどこでいつ覚えたのか知らないが、肩の関節を柔らかくしたりするマッサージなどを行えるのだから、こちらも驚いている。


「私たちは、訓練の後にお互いにマッサージをしあったりしていますので、本などを読んで勉強したんですよ。読んでも分からない部分はありましたが、自分たちで試しながら良さそうな方法を探しました」


 妻たちでお互いにマッサージをしあってたんだな。本を読んで勉強するくらい、真剣に自分たちの体の事を考えていたんだな。


 いたたたた……


 今は、マットにうつ伏せになり、肩を押さえられながら可動域の確認をされて、少しずつ可動域を広げられていくような感じだ。実際にはそうではないと思うが、こういうのは気持ちからだからな。


 肩だけではなく、体全体の調子をみられているかのように、色んな風に体を動かされた。


 整体師とは違う気がするけど、あの人たちはこんな感じでマッサージなんかをしたりするのだろうか?


 多少痛い思いをしたけど、体はすっきりしているので、シュリに感謝だな。


 夕食は、俺の前だけ高タンパク質の物を中心に、普段より多めの量が並べられていた。カロリー自体は消費が激しい体なので、おやつの時とは違いカロリーを気にしない形だ。


 夕食が始まると、俺の目の前ではいつものようにシンラとプラムとシオンが、食事を取り合っている。この光景は変わっていないようで、安心するな。


 俺の好きな鶏肉系の料理が多くて、満足だよ。


 高タンパク質とは言っても、鳥からとかはどうなんだろうか? お肉全般、高タンパク質であることは知られているけど、その中で脂の少ない鳥は、低カロリーで筋トレやダイエットに良いと聞くよな。


 カロリーの面が問題なければ、鳥からでも高タンパクだから問題ないか?


 ってか、肉料理でしかも揚げ物系が多いな。豚はトンカツで、牛はメンチカツで出てきている。揚げ物なのは、俺が好きだからという理由だったので、ブラウニーたちには感謝しておこう。


 俺の食事が終わるころには、シンラたちはお風呂から上がっており、ゲームを始めていた。仲良く3人並んでゲームをする姿はほっこりするな。シンラが操作するのが当たり前なのか、プラムとシオンはコントローラーに触ろうとしないんだよな。不思議だ。


 ゲームを見ているのが好きというわけではなく、シンラと一緒にいられればそれでいいって感じか? あ~でも、ミーシャたちとゲームしている姿は見るから、ゲームが嫌いってわけじゃないから、2人が大人しくしているのはシンラが遊んでいるからってことかな?


 満腹になり体を動かすのがだるいので、シンラたちの後ろのソファーでだらけながら見ていた感想だ。


 俺がソファーに寝転がっていると、ミーシャたちが俺のお腹の辺りを背もたれにして、座ってきたのでくすぐって何度か撃退するが、執念に負けてお腹いっぱいで苦しいお腹を貸すことにした。


 時折心配そうな顔でこちらを見てくる3人だが、元気になっている俺の様子を見ては、安心しているのだが無茶をしないか心配している様子だった。子どもたちに心配されるのは不本意ではあるけど、それだけ心配かけたから仕方がないよな。


 ミーシャたちが満足するまで俺は背もたれに徹し……って、昨日もこんな感じでミーシャたちが満足するまで付き合ってたような……


 シンラたちのゲームの時間が終わると、シンラたちがミーシャたちを迎えに来て、子ども部屋へ一緒に変えるようだ。


 解放された俺は、お風呂へ入ってから眠りについた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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