表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2463/2519

2463話 疲れた

アクセスありがとうございます。

 国王は疲れていると思いきや、かなりいい笑顔をしている。余程邪魔な人間を排除できることが嬉しいんだろうな。俺が囮に使われたことを考えると、少し腹立たしいではあるけど、公爵の件以外は仕込みではなかったので、許してやろう。


 三男と縦ロールと近衛騎士は、イレギュラーだったわけで……イレギュラーの方が数が多いってどういうことだよ!


 ったく、嫌になっちまうぜ。


 俺のすることは終わったので、後はグリエルとガリアに任せて、ゆっくり休むべさ。


 今日はデカ猫のお腹を背もたれにして、ふわふわの腹毛に埋もれて寝てしまおう。ランの呼吸に合わせてお腹が動くので、ゆりかご的な感じでなんか心地いい気がする。


 猫の呼吸って早い気がするけど、ランは体が大きいからか魔物なのかは分からないが、呼吸がゆっくりしていて落ち着く。


 そのまま眠りについた。




 お昼ご飯の時間になりブラウニーたちが呼びに来てくれたが、俺の足が何やら重い。


 股の間にはいつもの様にと言ってはおかしいのだが、シンラが陣取っており俺のお腹を背もたれに浸かって寝ていた。足が重いのは、プラムとシオンが俺の足の上で寝ているからだ。


 この2人が自主的に俺の側で寝るとは思えないので、シンラがいるからここで寝てるんだろうな。その宝庫にシンラの服の一部を握ったまま寝ている。くっついていないだけ成長したと言っていいのだろうか?


 俺の太ももを抱いて寝ているような状態なので、頬を太ももに押し付けている状態だ。この状態になると何が起きるか……よだれでズボンがべとべとだ。


 3人を起こして、ランたちに連れて行ってもらう。どうしても起きなかったので、プラムとシオンがランに襟を咥えられて、シンラはライに襟を咥えられたまま移動している。


 親猫が子猫を運ぶときのような感じだな。首が締まらないような服なので、こういったことができるんだよな。でもこの光景は初めて見る気がする。先に食堂へ向かっててくれ。


 俺は軽くシャワーを浴びて服を着替えてから食道へ……


 いつも元気な下の子3人が静かなので、食堂が静かに感じられる。静かに感じるだけで本当に静かってわけではなく、妻たちも土木組の子たちもいるので、賑やかではある。


 そういえば、何で下の子たちは俺の近くで寝ていたのだろうか?


 原因はシンラだったようで、俺が猫部屋で寝ているのに気付くと、俺の股の間に居座って動こうとしなかったらしい。それに折れたプラムとシオンが一緒に寝る形になりあの状態だったんだと。


 寝起きは悪くないと思うのだが、3人が半分寝ている状態で食堂にいるのは珍しい。


 それでも食欲はあるのか、いい匂いがするため手を伸ばしてスプーンやフォークを探している。なんか幽霊みたいだな。


 仕方が無いといった雰囲気で、手の空いている妻たちが、3人に食事を食べさせている。1歳くらいの時は、こうやって食べさせてた気がするな。こういう姿を見ると可愛いのだが、殴ったりされると心が痛くなるよ……


 それにしても食べる姿が、親鳥の運んでくる食事を待っている小鳥のように口を広げている……やってることは一緒だけど、なんか違うな。


 あれ? そういえばこの子たちに食事を食べさせたことあったっけ? ミーシャたちの食事は食べさせてあげたことはあったけど……下の子たちは覚えがないな~多分シンラは食べさせたことあると思うんだけどな。


 プラムとシオンは、オムツを変えるだけでもギャン泣きされた覚えしかないし……


 それにしても、昼食が美味いな。定番になりつつある、丼ビュッフェ……と言っていいのか謎だが、色んな種類の丼物が出てきて嬉しい。


 こういう時によく食べるのは、親子丼とかカツ丼が多いんだけど、今日はしらす丼とかネギトロ丼の海鮮系をガッツリと食べた。海鮮系の丼物だと賛否が分かれるが、個人的には酢飯の方が好きなので、俺の好みに合わせて食事を準備してくれている。


 醤油をちょっと垂らして、木のスプーンで酢飯と一緒にしらすをかっこむ。ネギトロも美味い!


 子どもたちも目が覚めたのか、目の前にある丼をみて目を輝かせている。お前たち、寝ながら食ってたけど、覚えてないよな?


 丼を2つ食べたのだが、微妙に物足りない……かといっていつもみたいに親子やカツ丼は違う気がする。魚介類と考えると、天ぷらもありっちゃありだけど天丼になるから、ここはいくらとサーモンの親子丼にするか!


 前に食べた時美味かった気がするからな。サーモンはネギトロの様に骨の近くを削いでもらったやつがいいんだよね。


 お肉もそうだけど、魚も骨の近くって美味しいんだよな。あれをスプーンでそいだ物が美味いんだよね。


 出てきたのはいくら丼だった……親は何処だ? ほじくるようにご飯を探すと、いくらの下に隠されていた。いくらの量が多く親が見れなかっただけのようだ。いくらは醤油漬けにされているので、子霊廟の味付けは必要ないな。


 食事を食べ終わると、元気いっぱいになった下の子たちは、走りだして庭へ行ってしまった。


 そういえば猫たちは……もう食事を食べ終えていたな。ミーシャたちが餌をあげてくれたのかな。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ