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ダンマス(異端者)  作者: AN@RCHY


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2365話 ドワーフの神秘

アクセスありがとうございます。

 俺たちの食事が終わるころに、ドワーフたちがお酒の樽を抱えてキャンプ場へやってきた。てっきりビールかと思っていたが、蒸留酒の何かをチョイスしたようだな。


 蒸留酒だと分かった理由は、使われている木材の種類だな。理由はよくわからないが、醸造酒と蒸留酒の樽は別にしており、抱えてきているのが蒸留酒の樽なので、そう判断している。


 ここのドワーフたちは、基本的にビールか、醸造酒でも日本酒に分類されるものか、蒸留酒しか飲まないんだよな。しかって言うと語弊がある種類ではあるが、こいつらはワインとかシードル、ミード、乳酒、樹液酒などはほとんど飲まないんだよな。


 っていうと数が多いので日本酒と分類して、それ以外は飲まないような感じだと伝えるためにこういう表現にしている。


 にしても、1人1樽……約20リットルくらい入る中樽と呼んでいる樽……持ってきている。水でも4分の1の5リットルも飲めば、多飲症・水中毒になるが、このドワーフたちはこれだけ飲んでも、次の日にはケロッとしてるんだよな。


 本当に、人間にはない臓器を持っているんじゃないかと疑いたくなる。飲んだだけトイレに行くから、ワンちゃん肝臓ではアルコールを分解せずに、腎臓がアルコールを尿に入れることができる臓器になっているのかもしれないな。


 俺の想像のどれかじゃないと、人として生きているのが不思議だからな。もう人じゃなくてエイリアンの部類になってきそうだな。


 エイリアンでも、体に悪影響のあるものを大量摂取して、生きていられるとは思わんけどな……


 実は巨人なんだけど、進化の過程で縮小化した状態で繁殖を続けていたら、スキルで小さくならなくても小さい状態のままいられて、時がたつにつれて巨人化する方法を忘れてしまったとか……?


 今は、特に変なことに思考がさかれているきがするな。


 到着したドワーフたちは、日本でいう駆けつけの一杯で生ビール! のノリで、中ジョッキくらいあるコップで蒸留酒をあおるように飲み始めた。


 酒を飲みだしたあほどもがいるので、子どもたちを家に帰そうとする。


 子どもたちは嫌がって、テントで寝たいとごねてしまった。


 子どもたちが一緒に寝ても問題ない大きさのベッドを用意できるし、お風呂も問題ないから大丈夫なのだが……トイレだけ準備してなかったんだよな。


 キャンプ場に併設しているトイレはあるけど、ここからは少し距離があるし、酒盛りしているドワーフたちの近くを通らないといけないので、さすがにそれはよくないと考えた。


 少し手を加えれば、新しくテントを連結させることもできるので、サクッと連結してしまおう。


 スライムたちに指示を出し、10分もしないうちにトイレ用のテント以外にも、何に使うかは決めていないが、3つほど追加でテントを建てた。


 今日は夕食の後にゲームをしないのだろうか? と思ったら、シンラたちはブラウニーたちからゲーム機を返してもらい、スライムたちに命令してテレビなどの設置をさせていた……わがままを言ってここに残っても、ゲームだけはできるようだな。


 用意周到だと思っていたが、実はこれらをスライムに持たせていたのは、ブラウニーたちだったようだ。何かあってもゲームができるようにと、前々から収納させていたらしい。


 初めてにしては、シンラたちの命令がてきぱきしていた気がするのだが……


 銃魔の指示出し練習という名の遊びで、色々やっていたのが功を奏して、今回の素早い設置につながったんだとさ。本当にこいつらときたら、何でもありなんだから……


 あ~ドワーフたちが着たせいで、のんびりと焚火を眺める時間が取れなくなっちまうな。焚火の時間だけ、違うキャンプ場に行くか?


 そういえば、妻たちも何人か残るようで、今日は久しぶりに大人数での就寝となりそうだな。


 シンラたちも飽きずに、同じゲームを続けているな。もうクリアはしているはずなのに、色違いゲットや色々育てるといって3人で頑張っているようだ。


 ミーシャたちもゲームを始めたが、こちらは3人で協力して遊ぶタイプのゲームをしているな。


 そういえば、ウルはどこだろうか?


 近くにいたシェリルに聞いてみると、どうやら今日は疲れているらしく、先にお風呂へ入るといってもう入っているらしい。ん~、息子のシンラだったら遠慮なく入っていくのだが、ウルは女の子だし思春期にもなってるから、お父さんとしては強引に行きにくいんだよね。


 従魔たち一緒にお風呂に入っているから問題はないそうなので、そのままにしておこうか。出てきたら、髪の毛くらいは俺が乾かしても大丈夫かな。


 のんびりと本を読んでいると、ウルがお風呂から上がってきたので、手招きをすると少し照れ臭そうにしてこっちへ来てくれた。一人っ子だったので、思春期の女の子がこういう仕草をするのが当たり前なのかどうかを判断することができなかった。


 髪の毛を乾かしてあげるというと、俺の前にぺたんと女の子座りをした。男と女って骨盤の作りが違うらしく、女の子座りって男がやるとかなりしんどい体勢だったりするんだよな。


 初めに櫛でぬれた髪を梳かしていく。梳かした髪の毛を包むように乾いたタオルでをあてて、髪の毛に残った水を拭いていく。強く拭くと髪の毛によくないと教わったので、優しく優しく拭いていく。自分の髪の毛ならごしごしして終わりだけどな。


 そしたら、手櫛で髪の毛を持ち上げて、ドライヤーをしてあげる。髪の毛は根元が乾きにくいので、こうやって救い上げてから風を送ってあげるのがいいらしい。あまり熱を加えすぎるとよくないので、温風と冷風を交互に送って乾かしてく。


 乾かしたら、ウルがお礼を言ってミーシャたちのもとへ移動した。お風呂に入ってきたのに気付いたのか、なんで先に入ったのか聞いている。


 今日の勉強は、頭を使って疲れてしまったようで、少しゆっくりしたいから先にお風呂へ入ったみたいだ。そんなに大変な勉強でもしていたのかな? シルキーたちに無理をさせていないか、今度聞いておくか。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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